バイクではセンタースタンド、サイドスタンドとがある車種もあります。
1日程度駐車するだけであればどちらを使っても問題ないわけですが、保管する期間の長さによってはスタンドの選択も重要な要素となってくることもあります。
サイドスタンドVSセンタースタンド!保管での影響とは?
ではまずそれぞれのスタンドの影響やメリットなどを見ていきましょう。
サイドスタンド
- 短時間の駐車が手軽にできる
- 車体の荷重がタイヤにかかったままになる
- 地震時にバイクが倒れにくい
センタースタンド
- 車体がまっすぐになり安定する
- 車輪が浮くので荷重がタイヤにかからない
- 地震ではサイドスタンドよりもバイクが倒れやすい
- 真夏でアスファルトが溶けるときにはバイクが倒れることもある
それぞれのスタンドで安定性とタイヤへの荷重の程度が違うのがわかります。
フロントクランプで保管!メリットとデメリットとは?
フロントクランプによる保管を行う人もいるかもしれませんが、その特徴にはどのようなものがあるでしょうか?
フロントクランプのメリット
- 南京錠がかかるので盗難対策となる
- まっすぐに止めるので車体が安定する
- 前輪タイヤには荷重がかからない
フロントクランプのデメリット
- 後輪タイヤには荷重がかかる
- 長期間とめたままだと前輪タイヤに跡が残る
サイドスタンドやメインスタンドと同様に保管期間によってメリットなのかデメリットなのかどちらを受けるのが変わってくるというようになります。
冬眠時のスタンドでの保管はどれが正解?
最も長期保管となりやすいのは冬眠時ではないでしょうか?
数ヶ月バイクに乗らないということも多いわけですが、このケースでのスタンドとしてはセンタースタンドやフロントクランプが良いでしょう。
このような期間の保管となるとタイヤへの荷重がやや心配になってくるのがその理由です。
乗る頻度の少ないバイクでのスタンドでの保管
冬眠とまでいかないとしても
- 1週間に1度しか乗らない
- 2週間に1度しか乗らない
- 1ヶ月に1度しか乗らない
というような保管方法もあります。
このようなケースではサイドスタンドで保管しておいても問題ありません。
もちろんセンタースタンドなどでも問題ありませんが、保管中に地震がくると安定性に問題があるので心配というようなときにはサイドスタンドのほうが良いです。
長期保管とバイクの正しい管理方法
スタンドでどれを使うのかということも問題となりますが、それ以外に冬眠といったときにはバイクの管理方法も非常に重要といえます。
保管方法を間違えれば冬眠後にバイクのエンジンがかからないなどトラブルを招くことも多いです。
- 屋根付きのある場所で保管する
- 屋根がなければカバーを使う
- ガソリンはすべて抜いて保管する
- バッテリー上がりを防ぐためにマイナス端子だけ抜く
それぞれ詳しくはこのページに解説していますが、ガソリンはタンクだけでなくキャブレターからも抜くようにしてください。
ガソリンを入れたまま冬眠をしていくとタンク、キャブレターの劣化を招くようになります。
またガソリンを抜く、バッテリー上がりの対策をしない人で定期的に冬眠中にアイドリングをすれば良いと考える人もいます。
しかしアイドリングだけして走らないときにはバッテリーでは放電のほうが多くなり、かえってバッテリー上がりを招くようになります。
冬眠などで走らないときにはアイドリングだけするというのはまず良くないので、マイナス端子を抜くなどしっかりと正しい方法でバイクを保管するようにしていきましょう。
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