バイクで信号待ちなどとなると左足をつくというシーンをよく見かけるかと思います。
道路の状態によっては左足で停車するのがかえって危険といったこともあるので、その場合には右足でバイクを支えることも必要となります。
今回はバイクで停車するときになぜ左足をつく人が多いのかについて紹介をしたいと思います。
ブレーキを踏むために左足で停車する
バイクで安定して停車しようとすれば前輪と後輪の両方のブレーキをかけることが必要となります。
このうち
- 前輪ブレーキは左手で操作する
- 後輪ブレーキは右足で操作する
となりますが、ブレーキ操作をしない左足に余裕があるのでブレーキ操作のために停車時につく足はどうしても左足となります。
停車中に右足をついていると右足を踏まれてしまう
日本では左側通行なので、抜かすときには右側からということがほとんどです。
そのため車との関係でいいますと車が通るのはバイクの右側ということが多くなります。
このときに右足をついて停車していると車と接触したり、右足を曳かれてしまうといった可能性も出てきます。
停車中のブレーキ操作と左足をつく理由
また1速などに入れていると信号待ちなどの停車中もブレーキをかけておく必要もあります。
そのため右足を使ってリアブレーキをかけることも必要なために、ブレーキと関係のない左足で地面につくということが必要となります。
1速で停車していくとクラッチのへたりも早くなります。
この点、ニュートラルに入れてブレーキ操作などを必要としない信号待ちをしていくほうがバイク的には長持ちして良いのですが、教習所では特に1速に入れたままクラッチを使った停車を指導するので地面につくのは右足といったことが多くなるといえます。
バイクの発進時の右後方確認と左足
発進するときには後方確認することもありますが、通常バイクは道路の左側に停車する傾向があります。
車との関係でいいますとどうしても気になるので確認するのは右後方となりますが、そのときに左足をついて停車しておくほうが右後方の確認はやりやすくなります。
左足でバイクを支えてはいけないこともある?
ただ絶対に左足をついて停車するべきということもありません。
- バイクの左側がくぼんでいて安定感を損ないそうなとき
- 左側から強い風がふいていて転倒しそうなとき
などは右足で臨時的に地面につくべきときもあります。
道路の状態的に左側がへこんだようなところもあって、立ちゴケの原因となりやすいシーンですので、停車前に面倒ですが道の状態も確認していく必要もあります。
教習所とバイクの左足での付き方
教習所中という人は左足でつくようにしましょう。
嫌なことですが減点を受けてしまうので卒検などでも不利になってしまいます。
ただ発進するときにギアを変えていくことも必要なので、そのときには今度は左足での操作が必要となります。
そのため
- 左足をついて停車する
- 発進時には右足をついて左足でギア操作
と交互につくような感じになりますが、教習所時代だけ我慢すれば良いです。
卒検を終えれば右足をついて停車するというようなこともできなくもないので、今だけ我慢すると覚えておくようにしましょう。
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