バイクに乗っていると急な雨に降られるということも出てきます。
走っているときの上や前方からの雨には耐久性があるバイクなので、雨に降られても問題はないのですが、問題は帰宅など駐車方法になります。
濡れたままバイクカバーをする人も多いかもしれませんが、もしそうしていくとバイクにどのようなダメージが出てくるのかについて紹介をしたいと思います。
雨はバイクに大敵?その理由とは?
雨というのは目などに入っても何も感じませんが、弱い酸性となります。
酸性雨というのはバイクに付着すると錆の原因となってきます。
- チェーン
- マフラー
- エンジン
- タンク
- ワイヤー、ボルト
- 鍵穴
雨による錆ではこのような箇所は特に注意したところです。
長時間雨の中バイクを走らせるのは危険?
今回は雨に濡れたままバイクを駐車場で止めるというようなケースを想定しています。
ただ10時間など長い時間雨の中をバイクで走っても特に問題も起きません。
メーカーは雨の日も走ることを想定して設計しているので、故障などはそう起きないと思います。
問題は後述しますように駐車するときに管理をしっかりとしなければ車体に錆が出てくるということになります。
雨に急に降られ帰宅後も雨!カバーはどうする?
後述しますように雨に濡れたままカバーはしないほうが良いのですが、帰宅後にまだ雨が降っているということもあります。
屋根のない駐車場であればさらに濡れてしまうので、その場合にはとりあえずカバーをしてそれ以上は雨に当たらないようにします。
雨に濡れたままカバーをしてはいけない?
では走っていて急な雨などに濡れたバイクはどうすると錆を防げるのでしょうか?
要は雨水を除去できれば良いわけですが、
- 雨が乾くのを待つ
- 軽く水拭きをする
- 乾いたタオルで水分を取り除く
- その後に乾燥したカバーをかける
水をしみ込ませたタオルなどを用意し、十分に水分を絞りとります。
その状態でバイクを拭くと雨水を取り除けます。
水分も残るとやはり錆の原因となるのでこれも乾燥タオルで拭くことで乾かします。
あとはカバーをかけて紫外線などからバイクを守るようにします。
ホースでバイクに水をかけて雨水を流しても良い?
水拭きよりも水道が近くにあるので直接ホースから水道水をかけて雨水を流したいという人もいるかもしれません。
それほど水圧を高くしなければ特に問題はありません。
ただし
- 水はバイクの前方、上からかけるようにすること
- ラジエターに水をかけるときには特に水圧には注意すること
というところは注意してください。
ホースから水をかけて流せば、あとは乾かしてカバーをするのは同じです。
バイクカバーも濡れたままかけるのは良くない?
雨というときにカバーも濡れているということも出てきます。
雨に濡れたバイクに仮にカバーをかけることで、カバーが濡れてしまうということもあるでしょう。
このような濡れたカバーもかけてはいけません。
必ずカバーは干して乾燥した状態でバイクにかけるのが基本となります。
そのため
- カバーした状態で駐車していて雨が降る
- カバーが濡れて、カバー内部に湿気が入る
というようなときも雨がやむとすぐにカバーを外して、湿気を逃がします。
同時にカバーを干して、乾燥した後にカバーをかけるというようにしていく必要もあります。
雨による錆をより防ぎたい人のやるべきこと
とはいっても雨というのは管理が難しいです。
- 帰宅してもなかなか雨がやまないこともある
- その日ずっと雨ということもある
というように雨がやみ、すぐに雨を流してカバーをするということもできません。
このようなこともあるので、気になる人はワックスでさらに防錆効果を出しておくというのも重要です。
あとはチェーン、ワイヤーに関しては定期的にメンテナンスをするときに注油などをしておくと良いでしょう。
雨に濡れたバイクを放置しておくと錆はいつ出てくる?
重要な関心事の1つに、雨で濡れるとどの程度の時間放置すると錆が出てくるのかということではないかと思います。
私も何度か実験をしているのですが、だいたい1日ほど放置していても特に錆は出てきていません。
ただワックスをかけているのでそのためもあるかもしれません。
雨に濡れれば上で紹介しましたように水道水で流して乾かすということは早くしたほうが良いのですが、その日ずっと雨が降っているようであれば
- 簡単に濡れたタオルで水拭きする
- 翌日にワックスをかけるなど洗車をする
ということでもまだ錆の原因とはならないと思います。
数時間の放置で雨水は錆の原因となるというような話も聞いたことのある人もいるかもしれませんが、そこまで錆の進行は早くもないかと思います。
<スポンサード リンク>