バイクのタイヤのサイズなどについて表記がされているのはすぐに発見できますが、その見方がよくわからないということは多いかもしれません。
またタイヤ交換をするときにも適合するタイヤを選ぶ上でタイヤのサイズの見方については知っておくと良いと思います。
タイヤのサイズの見方
タイヤを見るとたとえば130/60-13といったような表記があるかと思います。
これはタイヤサイズにおいてのメトリック表示といいます。
3つの数字があるわけですが、
- 最初の130はタイヤの幅を表す
- 2つめの60は扁平率を表す
- 最後の13はインチ数を表す
というような意味となっています。
扁平率というのは
タイヤの高さ ÷ タイヤの幅 × 100
という計算式に基づく数値となっています。
いわばタイヤのワイド加減がどの程度なのかを示す数値といえます。
インチ表示のタイヤサイズの見方
またインチ表示になっているタイヤサイズもあります。
たとえば3.00-22 51Pといったような表記です。
- 最初の3.00はやはりタイヤ幅を表し、インチ数による表記となっている
- 2つめの22というのはリム径を表す
- 最後の51Pというのは許容荷重を表す
この場合には扁平率の表記がないので100%と理解できます。
許容荷重はタイヤ交換で後述しますがかなり重要です。
インチは25.4をかけることでmmに換算できます。
つまり3.00インチというのは76.2mmという意味となります。
タイヤの幅を変更するタイヤ交換はできる?
最初の数値はタイヤの幅を指しますが、この数値の違うタイヤに交換することもできます。
しかし大きいタイヤ幅のものにするとリムと合致しないということもあるので、純正のものからあまり大きくしすぎない交換を考えると良いでしょう。
- あまり大きいタイヤ幅にするとサスペンションに干渉することもある
- タイヤ幅の変更で運転しにくくなることもある
というようなタイヤ幅の変更ではデメリットも考えられます。
扁平率の違うタイヤに変更するのもダメ?
2つめの数値の扁平率の変更も意外と支障をきたすこともあります。
タイヤの幅を変えないで扁平率が違うタイヤにすると速度計との矛盾が生じるようになります。
ただ速度計のセンサーがついているのは特に前輪である車種が多いので、後輪タイヤの変更であればこのようなことも起きません。
タイヤのサイズの表記とタイヤ交換の考え方
タイヤのサイズ表記については上のようなものですが、まず無難に純正タイヤと同じ表記のタイヤに交換するほうが無難といえます。
メーカーは開発段階で走りやすさをかなり研究した上でタイヤのサイズを決めてきています。
そのため迷えば同じサイズのタイヤに交換するほうが良いとなります。
サイズアップ、ダウンについてのデメリットについてはこのページに詳しく解説しています。
どうしても純正タイヤからサイズを変更したい!どう考えるべき?
純正タイヤからどうしてもタイヤを変えたいというときもあるかと思いますが、このときにタイヤのどの表記を重視して交換していくと良いでしょうか?
ズバリ答えとしては最大荷重(ロードインデックス)だけは純正から変更されないタイヤにするべきとなります。
最大荷重というのはタイヤの車体やライダーの体重などを支えることのできる重量の数値です。
この数値を変更されたタイヤにすると安全面の問題が出てくるので、最低限この最大荷重の数値だけは純正よりも落とさない交換をしましょう。
<スポンサード リンク>