バイクのエンジンを切るときにキーをオフにする方法と、キルスイッチを切る方法などがあります。
このエンジンを切る方法でバッテリー上がりが起きやすくなるという話を聞いたことのある人もいるかもしれませんが、今回は正しいエンジンの切り方について解説をしたいと思います。
キルスイッチの意味や目的とは?
本来キルスイッチがなぜあるのかよくわからないという人も多いかもしれません。
キルスイッチしかない車種もあり、これは除くとして
- 緊急用のエンジン停止機能
- 寒い時期やキャブレターの詰まりがあるときの始動性を良くする機能
というのがキルスイッチの役割といって良いです。
キルスイッチを緊急停止用に使うシーンとは?
緊急停止というのもどのようなケースなのかよくわからないかもしれませんので、よく使われるシーンについて列挙していきますと
- コンビニなどに小休止で入るとき
- 道を聞くときに少しの間エンジンを停止させるとき
- 交差点でエンジンを停止させるとき
車種によってはニュートラルに入りにくいものもありますが、そのときに交差点などでキルスイッチを一旦切ってニュートラルに入れた状態でセルで始動するというように使うこともあります。
エンジンはキルスイッチで止める?キーで止める?
上のようにキルスイッチというのは緊急停止用ということでごく短時間エンジンを止めるというときにだけ基本的に使うようにします。
自宅などで本格的に駐車するときにはキーを回して止めます。
長時間停止なのにキルスイッチで止めればバッテリー上がりが出るようになります。
キルスイッチでなぜバッテリー上がりが起きる?
キーでオフにするとエンジンが止まるのはもちろん、他のすべての電気系統もオフになります。
しかしキルスイッチでオフにするとエンジンだけがオフになり、ライト類などはオンのままになる車種もあり、そのためにバッテリー上がりが起きることもあります。
キルスイッチで切っても問題ない車種もある?
キルスイッチというのは車種、メーカー、開発年代によって役割や機能も変わります。
そのため
- キルスイッチがキーによる停止と同じ機能
- キルスイッチとキーオフとが電気系統的に違う
など種類があります。
そのためキルスイッチでエンジン停止をしてもバッテリーの上がらない車種も存在します。
ただそうでない車種も特に古い年代のバイクでは比較的あるので、無難に考えればキーでオフにするほうが良いということです。
新しいバイクほどキルスイッチでもメインスイッチでもどちらも機能がまったく同じという車種が多いです。
キルスイッチは普段から使い慣れておくべき?
キルスイッチをまったく使ったことがないという人も多いかもしれません。
事故で転倒したときに緊急停止させるためにキルスイッチを使うというレアケースもありますが、そのときに普段からキルスイッチを使っていないと使えないので危険ではないかというような意見も聞いたことがあるかもしれません。
ちなみに事故時にキルスイッチを使うのは
- 火災防止
- 自走防止
という目的があります。
しかしほとんどのケースで問題がないわけで、知識としてキルスイッチは緊急用というように頭にあればすぐに転倒後にキルスイッチに手がいくはずです。
そのため特に普段はキーを回してエンジンをずっと切っていくということで問題ないかと思います。
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