キルスイッチのある車種も比較的多いわけですが、セルとの関係で車種によって動作などが違ってくることもあります。
今回はキルスイッチで特にセルとの関係でよく疑問に思う点についてまとめて解説したいと思います。
キルスイッチをオンにしていてセルがさらに回る?
車種によってはキルスイッチをオンにしているのにセルが回るというタイプもあります。
よくいわれるのが特定のメーカーのバイクはこのような仕様になっているということですが、このキルスイッチオンの状態でセルが回るのはメーカーごとで特に決まっているわけではありません。
それよりも車種ごとに違うというようになっています。
キルスイッチがオフでセルを回して始動しなくなった
やはりキルスイッチがオフのままでもセルが回る車種もあります。
このときにオフのまましばらく気づかないままセルを回してしまったということも起こります。
キルスイッチに気づいてオンにしてみて再度セルを回してもエンジンがかからないようになっていたということもよくあります。
このときのエンジンのかからないよくある原因というのはスパークプラグが濡れてしまったということです。
プラグが点火されていない状態でセルをオンにしたので混合気が入り込み、それによってプラグが濡れてしまったということです。
しばらく待つと乾くこともありますが、一般的には
- プラグを外して磨く
- それでもエンジンがかからないときにはプラグ交換
を行っていきます。
セルを回すとセルモーターが止まらなくなる
セルを回すとセルモーターが止まらないようになる、しかもキルスイッチを切ってもモーターが止まらないようになるということはごくまれに起きることがあります。
この場合、キルスイッチの後にキーを抜いてみるのも1つの方法です。
またキルスイッチを複数回切るのを繰り返すとセルモーターが止まるようになります。
根本的な原因というのはスターターリレーがオンになり戻らない、あるいは戻りにくくなっていることが考えられます。
あまり詳しくなく自分で交換できそうになければセルモーターを止めた状態のままにしてショップに修理依頼を出すと良いでしょう。
そう修理費や工賃もかからないはずです。
キルスイッチ回りの故障と使い方
今回はいくつかセルとキルスイッチとでよくあるトラブルについて紹介しました。
この他にもキルスイッチで長時間停車させることでバッテリーが上がるというようなこともあります。
中にはキルスイッチの使い方に問題があってトラブルにつながるケースもあるわけですが、普段からキルスイッチについてはどのように使うべきでしょうか?
- キルスイッチは短時間の停車時に使う
- あとキルスイッチは転倒時などの非常用
- キルスイッチは普段オンのままにしておきメインスイッチでエンジンはオフにする
というようにしておくと良いでしょう。
教習所ではバイクから降りるたびにキルスイッチもオフにするべきというような指導もあるわけですが、今回のようにオフにしたままセルを回してエンジンがかからなくなるといったことも起きるのでそうキルスイッチはオフにすることも必要ないといえるでしょう。
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