バイクでのキルスイッチというのは通常始動時に使うものですが、走行中に操作すればどうなるのかなど気になることもあります。
キルスイッチでも特に走行中の作動について今回は解説したいと思います。
キルスイッチの機能、役割とは?
ではまずキルスイッチの役割について押さえておきましょう。
キルスイッチというのはシリンダーなどエンジン関係のパーツにまで影響を及ぼしません。
直接的にはプラグの点火に作用するもので、その結果始動時にはエンジンが作動する状態にまでいくようにできます。
走行中にキルスイッチを切るとどうなるのか?
このようなキルスイッチの役割ですので、走行中にキルスイッチをオフにしてもあまり意味はありません。
- プラグの発火がとまる
- ガソリンが燃焼しない状態のままピストンが作動する
- エンジンブレーキがかかるようになる
というような状態となり、機体内に生ガスが充満するようになります。
エンジンブレーキも体感的にはあまりわからない程度のものですので、転倒するというようなことも少ないと思います。
走行中にキルスイッチを切るのはエンジンが壊れてしまうということにはつながりにくいです。
キルスイッチを走行中に切れば転倒する?
体感的にキルスイッチを走行中に切ってしまうことで起きるのはエンジンブレーキです。
このために車体から体が飛び出すほどエンジンブレーキがかかって不安という人もいますが、まずそこまでのエンジンブレーキにはなりませんので安心しても良いと思います。
万一触れてもエンジンにも大きな影響は出てこないので、なるべく当たらないようにするということで問題ありません。
また後輪ロックもかかるということもありません。
キルスイッチとアフターファイヤー
走行中にキルスイッチを切ることで生ガスが充満し、マフラーにまで到達します。
その状態でキルスイッチをオンにするとバンと小さな爆発音がします。
これはいわゆるアフターファイヤーという現象で、結構好きな人もいますが、後続車両などに迷惑となるのでやめておきましょう。
またアフターファイヤーというのも少しであれば問題ないのですが、何度もするとエンジンに悪影響が出てきます。
- ガスケットの抜け
- 異常燃焼
などが起きるのでキルスイッチには走行中触らないほうが良いといえます。
イグニッションを走行中にオフにすると・・・
キルスイッチとともにイグニッションも走行中にオフにすると危険かというのはよく話題になります。
しかしイグニッションについてもキルスイッチと同様にエンジンブレーキがかかる程度ですし、そのブレーキの度合いもそう強いものでもありません。
そのため万一オフになったとしても事故になるほどでもないというようにいえます。
キーを走行中にオフにするとどうなる?
同様にキーに走行中手などが当たりオフになるとどうなるのかということも問題となりますが、結論からいいますとエンジンブレーキがかかるという程度にしかならないですし、転倒事故にもならないと思います。
後輪ロックも起きないので安心しても良いです。
ただアフターファイヤーという現象が起きることもあるので、意図的にキーをオフにするのはやめたほうが良いです。
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