バイクの駐車場に屋根や壁がないというときにはカバーは必須といっても良いです。
しかしバイクカバーをしていることで強風の日にはかえって風を受けてしまってバイクの転倒につながることもあります。
かといってカバーを外すのも難しいということもあるのですが、カバーをしているときの強風対策をどのようにすれば良いのかについて解説をします。
バイクカバーは風で飛んでいく?
今回はカバーをかけていて風でバイクが転倒することを防ごうという内容ですが、その前に風によってカバー自体が飛んでいくということも起きます。
私も昔カバーをかけていただけで特に固定していなかったのですが、朝になると100メートルほど離れたところにカバーが風で飛んでいたこともあります。
後述しますように風の強い日はカバー自体をベルトでくくり、カバーの飛散防止と風による転倒防止を両方とも満たすことができるようにできます。
洗濯ばさみなどで軽く止めただけでは飛ぶことは防げませんので、特に風の強い日ほどベルト固定をおすすめします。
どの程度の風速でカバーをかけたバイクが倒れる可能性があるのか?
またカバーをかけたバイクはどの程度の風速で倒れる可能性が出てくるのでしょうか?
風というのは現場でかなり体感的に変わるのであくまでも目安ですが、
- カバーなし 風速20メートル
- カバーあり 風速15メートル
このあたり以上の風速となる予報であれば転倒防止対策をしたほうが良いといわれています。
この目安風速は平地で建物が近くにないときのものですので、集合住宅などは風の通り道もあるのでもう少し風速を低くして考えていくと良いでしょう。
バイクカバーは適合サイズを選ぶ
カバーをしていて特に風で転倒しやすいときにはカバーが適合サイズでないことも多いです。
余ったカバーの箇所が多くてより多くの風を受けるということが転倒の原因となります。
購入時には自分のバイクのサイズに適合するカバーをまず選ぶようにしてください。
バイクカバーと壁付近の駐車
またもし可能であれば駐車場でも壁付近に駐車することが風による転倒防止につながります。
- 壁付近に駐車すると風で転倒しても壁がクッションになって転倒途中で止まる
- 壁付近は風そのものが弱まるので転倒の可能性を低くする
というようなメリットがあります。
そのため壁をバイクの右側にして駐車するほうが良いでしょう。
- 夏は壁が南側にあるほうが風による転倒の可能性は低い
- 冬は壁が北側にあるほうが風による転倒の可能性は低い
という一定の傾向もあるかと思います。
バイクカバーの風よけでバイクの転倒リスクを低くする
バイクカバーによる転倒となるとカバー内に風が入り込み、風船のように膨らむことで転倒するというものになることが多いです。
そのためカバーの足元付近をゴムベルトなどでくくって隙間をなくす方法が有効的です。
毎日する必要はないですが、今夜は風が強いというような予報のあったときにだけベルトを巻くと良いでしょう。
センタースタンドとカバーへの風による転倒防止
センタースタンドのある車種であれば特に風の強い日はセンタースタンドで立てておくことも有効的です。
ただ災害時のデータを見ると実はサイドスタンドのほうが転倒しにくいとされています。
風で転倒を最大限防ぐには風のくる方向と逆にサイドスタンドを立てるというようにします。
「センタースタンドVSサイドスタンド!どっちで駐車するべき?」
ワイヤー固定でカバーへの風による転倒を防ぐ方法
ここまですべてやるとかなり風での転倒は防げますが、ワイヤーを使ってバイクそのものを固定するという方法もあります。
たとえば
- サイドスタンドを立てて、同じ方向の柱などにワイヤーでバイクを固定する
- センタースタンドを立てて、バイクの上にある屋根とワイヤーで固定する
などというような方法もあります。
強風でもしっかりと動かない安定感のある柱などであればワイヤーをくくる対象には最適です。
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