たとえば信号待ちなどで急にエンジンが止まるというようなこともあるかと思います。
その多くは整備不良のバイクであることが多いわけですが、細かく原因や解決法について解説をしていきます。
バイクのエンジンが止まる!その原因とは?
まずよくあるエンジンが急に止まる原因について列挙していきます。
- バッテリーの劣化
- エアクリーナーの汚れ
- アイドルスクリューの調整が低い
- プラグのかぶり
- リードバルブの不良
- イグナイターの故障
- イグニッションコイルの故障
- ジェネレイターコイルの劣化
- プラグコードの断線
- プラグキャップの故障
- キャブレターの汚れ
- マフラーの詰まり(特に2ストエンジン)
- ピストンリングの不具合
アイドリングが低くてエンジンが止まるということもありますが、その場合にはアイドルスクリューの調整をすれば良いです。
キャブレターの近くにスクリューのある車種が多いはずです。
ドライバーがあれば良いですが、手でもある程度は調整できるはずです。他の原因も多数列挙していますが、案外このアイドルスクリューが低いだけというような単純な原因に該当する人のほうが多いのではないでしょうか?
気筒のエンジンが止まる原因の特定
エンジンをしばらくかけて気筒に水を少しかけます。
4気筒であればその蒸発具合を見るだけでもエンジンの止まる原因が推測できます。
- 1つめと4つめ、2つめと3つめが蒸発しないときにはイグニッションコイルが故障
- 複数でなく単体の気筒からの蒸発がおかしいときにはプラグコードやプラグキャップの故障
すべての蒸発具合が同じようであればこのような原因は存在せずに、他に原因があることを疑えます。
電気系の断線とエンジンが急に止まる原因の特定
電気系の断線でエンジンが急に止まるというときには特定のシーンでエンストすることが多いです。
たとえばハンドルロックのような状態にハンドルを回すとエンジンが止まるというようなことですが、このような症状があればどこかで断線しかかっているという可能性は高いです。
その断線しつつある箇所の交換をすれば改善されます。
走行中にエンジンが止まる?かなり危ない?
まだ今回のように信号での停止中にエンジンが止まるのであればそう問題も起きないかもしれませんが、放置しておくと走行中にもエンジンがストップするということも起きるようになってくることもあります。
かなり危ないのではないかと思うかもしれませんが、感覚的には
- ATはゆっくりと減速していく
- エンジンブレーキがかかりゆっくりと減速していく
というような状態となります。
ただ状況によっては急ブレーキのようになって後輪がロックしてしまうこともあります。
峠やカーブではスリップすることもあるので危険かもしれませんが、街中であればそうエンジンが急に止まっても事故にまでなることは少ないといえます。
エンジンが止まる!個人でやるべき対処法とは?
上でもいいましたがアイドルスクリューの調整というのはまず確認して回して調整するべき人は多いと思います。
単純にこれだけでエンジンが急に止まるという症状の出なくなる人は多いでしょう。
あとは
- エアクリーナーの清掃
- プラグの焼け具合の確認
といったところにだけまず対処すれば良いです。
それぞれこのページに解説していますので参考にして点検や清掃をしていきましょう。
それでも改善しないときにはパーツ名もピンとこない人の場合、最初からバイクショップに持ち込むほうが良いと思います。
それぞれの原因の特定方法はありますが、大変だと思いますのでプロに依頼したほうがパーツ代などは安くすむことも多いはずです。
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