原付も含めてバイクではヘルメット着用が義務化されています。

事故やちょっとした転倒でも頭への衝撃緩和になるのでつけたほうがまず良いわけですが、昔はノーヘルが合法という時期もありました。

ただ今でもまれにノーヘルのバイクを見かけることもあるかもしれませんが、通報されればどのようになるのかも紹介します。

 

ノーヘルが合法の時代もあった?

 

バイクのヘルメットが義務化されてすでにかなりの期間が過ぎています。

若い人はバイクにはヘルメット着用が当たり前というようなイメージも浸透していますが、私の小さなころにはノーヘルが普通の時期もあったと記憶しています。

調べてみるとバイクのヘルメット着用の義務化も段階的に導入されたようです。

 

  • 1972年 制限速度40キロ以上の道路でヘルメットが義務化
  • 1973年 ノーヘルのバイクに警告が路上でされるようになった
  • 1975年 ノーヘルのバイクに減点の罰則が加わった
  • 1978年 すべての道路でヘルメットが義務化された

 

ただこの後も制限速度が30キロ以下の道路と原付はノーヘルでも合法というような時期が続きました。

原付も含めて完全にノーヘルが違法とされたのは1986年のバブル期でした。

意外かもしれませんが、当時のライダーのイメージとしては

 

  • ヘルメットをしているのは不良
  • ノーヘルが健全なライダー

 

というような今と逆だったといわれています。

峠で無茶な運転をする人などがヘルメットをしていたのでこのようなイメージだったのかもしれません。

 

アメリカではノーヘルでも合法?

 

ちなみに旅行でアメリカに行くという人もいて、ノーヘルのライダーを見かけることも多いかもしれません。

アメリカというのは州によって法律が違うのですが、ノーヘルについても合法か違法かはやはり州によって異なります。

ちなみに車検制度も州によって違うのですが、よく映画でノーヘルライダーを見るのもこのようなノーヘル合法の州で撮影されていることが多いとされています。

ノーヘルOKな州といえばまず有名なのはハワイになります。

あとは純粋なアメリカの州ではありませんがグアムもノーヘルOKです。

 

ノーヘル合法の国はどこ?

 

ノーヘルが合法かどうかについてですが、アメリカなど先進国はノーヘルが違法のところがほとんどです。

ヨーロッパでもノーヘル運転は警察に捕まります。

東南アジアもバイクの多い国ですが、最近はノーヘルの違法化が進んできています。

 

ノーヘルバイクで捕まったときの罰則とは?

 

ヘルメット着用義務違反は減点1点となります。

反則金はありません。

 

二人乗りで同乗者がノーヘル!誰が捕まる?

 

原付などでは無理ですが、二人乗りのできるバイクで後ろの同乗者がノーヘルというケースもあります。

このケースでは運転者が罰則対象となり、やはり減点が行われます。

運転者としては二人乗りするときにはヘルメットを用意し、着用しているのを確認して走行しないといけません。

 

バイクの二人乗りと法律!二人乗りを徹底解説

 

ノーヘルのバイクで通報されればどうなるのか?

 

ノーヘルのバイク乗車は違法というのは日本では常識となりましたが、まだ一部のライダーでノーヘル状態でバイクに乗っているのを見かけることもあります。

このようなシーンを見かけると黙ってやり過ごす人も多いかもしれませんが、ごく一部の人には警察に通報されてしまうこともあります。

 

  • ナンバーを記憶されて警察に通報される
  • 携帯電話の動画で撮影されて通報される

 

2つめの撮影の上での通報となると罰則適用の可能性も高そうに思いますが、一応警察というのは現認といって警察官が公道をノーヘルで走っているのを目撃することで罰則適用となるケースが最も多いです。

そのため通報者の期待通りにノーヘルでの罰則適用とすぐになるかは微妙ですが、罰則うんぬんよりもノーヘル運転は事故時のダメージが大きく命に係わるので絶対にやめてほしいと思います。

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