バイクの1つの醍醐味は二人乗りでもあります。
原付で二人乗りはダメというのは知っている人がほとんどだと思いますが、原付でなくても二人乗りにはいくつか違法でないようになるための条件もあります。
今回は二人乗りでも特に法律的な側面からのことを紹介していきたいと思います。
バイクの二人乗りと同乗者の年齢
しばしば子供を後部座席に乗せて二人乗りをしているバイクを見かけることもあるかと思います。
法律的には意外かもしれませんが同乗者の年齢制限というのはありません。
そのため極端なことをいえば赤ちゃんでも法律的には違法ではありません。
ただし同乗者もヘルメットをかぶらないといけないということもあるので
- ヘルメットの販売のある年齢から
- タンデムステップに足が届く年齢になってから
「バイクの二人乗り同乗者の年齢制限はある?赤ちゃんはどう?」
というようにすると良いでしょう。
ちなみにヘルメットは最小では46センチあたりから発売されています。
バイクの排気量と二人乗りの法律上の規制
冒頭でもいいましたように排気量でも二人乗りは規制されています。
- 排気量が50ccを超えていること
- 二人乗りに適した保安部品のある車両
50ccを超えているというのは51ccから二人乗りができるという意味になります。
法律的に超えるというのは含まないという意味になります。
つまり冒頭でもいいましたように原付では二人乗りはできないということになっています。
高速でのバイクの二人乗りと法律
また高速道路でも特別な二人乗りの規制がかけられています。
条文など詳しい内容は下のページで解説していますが、
- 運転者の年齢が20歳に満たない
- または免許取得から通算して3年に満たない
というようなときには高速道路での二人乗りをしてはいけないというようになっています。
二人乗り違反はどうして見分ける?警察の能力とは?
免許取得して1年という条件が二人乗りにはあります。
また高速道路では3年となりますが、実際に1年未満などで二人乗りをしていて道路上で警察に捕まったという人も周囲にいるという人もいるのではないでしょうか?
一般的な感覚からすれば外から見て1年以上かどうかなどわかるはずもないということで安易に二人乗りについての法律違反をします。
しかし警察には特別な訓練によって認証能力を持つようになります。
- 走り方などについて認証をする
- 怪しいと思えば止めて年数の確認をする
- 二人乗りについての違反があれば切符を切る
というのがその流れですが、わからないだろうということで安易に二人乗りの違反をするのはまずおすすめしません。
またあと多いケースとしては二人乗り以外で違反をして捕まったときに二人乗り違反についての罰則も合わせて適用されるというパターンも多いです。
二人乗り同乗者が飲酒していても飲酒運転で捕まる?
飲酒運転も免停になるのでかなり神経質になるのですが、二人乗りで同乗者が飲酒していて警察に止められたという人の話を聞いたことのある人もいるかと思います。
運転者であればまだしも同乗者の飲酒でなぜ?と思うかもしれませんが、
- 同乗者の飲酒は違法ではないので飲酒運転にはならない
- ただし道路交通法第119条に抵触して罰金、減点対象となることもある
第119条というのは包括規定のようになっていて、たとえば119条の1項9などは
九 第七十条(安全運転の義務)の規定に違反した者
というように安全運転義務違反でも対象となるとされています。
同乗者が飲酒していて、たとえばバイクから落ちそうであればこの安全運転義務違反ともされえるというようにいっても良いのです。
この点、泥酔していて安全上問題の出そうな飲酒であれば同乗者として乗せないことも考えないといけません。
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