フューエルコックは錆などが原因で詰まりが出てくるようになります。
また錆でなくコックの汚れによる詰まりとなることもあるのですが、今回はフューエルコックの詰まりの解消方法について解説をしたいと思います。
フューエルコックの錆の確認方法
まずはガソリンタンク内を目視して錆があるか確認します。
タンク内に錆があればフューエルコックにも錆が出て、それが原因で詰まりの原因となっていることも考えられます。
タンクの錆取りではサンポールを使うという人もいますが、タンク自体に穴をあけてしまったり、錆取り直後からまたすぐに錆が出てくるというように失敗してしまうことも多いです。
タンク内の錆取りに自信がなければ下のページの内容だけでも目を通しておいて欲しいと思います。
フューエルコックの汚れを清掃して詰まりを取る
フューエルコックの詰まりの原因としては錆とともにその汚れもよくあります。
このときには
- タンク内のガソリンを抜く
- フューエルコックを外して清掃する
というようにします。
スポンジのような箇所が汚れているかと思いますので、できるだけ詰まりの原因となる汚れを洗浄します。
PRIでガソリンは流れる?フューエルコックの詰まり?
フューエルコックがオンの状態ではガソリンが流れないものの、PRIにすればエンジンが正常にかかり走れるという状態になることもあります。
結論からいいますとこの状態はフューエルコックの詰まりではない可能性が高いです。
- 負圧関係の不具合が起きている
- 特に負圧ホースの故障の可能性が高い
PRIというのは負圧を無力化してガソリンを流すのですが、それで流れるということはフューエルコックの詰まりではないというように推測できます。
そのため疑われるのは負圧関係のパーツといえます。
ガソリンは満タンでもガス欠?その原因とは?
今回のようにフューエルコックの詰まりを疑う人でよくあるのはガソリンはあるのにガス欠のような症状を出すようなケースではないでしょうか?
ガス欠のようになるときに今回のフューエルコックの詰まりというのもありえますが、他にもいくつか原因が考えられます。
よくある原因を列挙していきますと
- プラグの故障
- コイルの故障
- ガソリンフィルターの詰まり
- 燃料ホースの不良
- ストレーナーの不具合
- ガソリンタンク内に水が入っている
- キャブレターの詰まり
最後のキャブレターの詰まりはオーバーホールを行うことも必要です。
工賃もかかるのでそれまで別の箇所の確認をし、それでもガソリンの詰まりが解消されないときに検討することでも良いです。
キャブレターの詰まりを解消する方法
フューエルコックに問題がなさそうというときになぜかホースからキャブレターにガソリンが流れていかないということもあります。
この場合にはホースというよりもキャブレターに問題があるほうが多いです。
簡単な解消方法として試したいのは
- キャブレター内のガソリンを抜く
- ガソリンをすべて抜いた状態でホースを再接続する
というようにすればホースからガソリンが正常にキャブレターに届くようになることもあります。
これでも解消されないときには
- 負圧ホースの劣化がないか確認する
- 燃料ホースの取り回しが正常か確認する
- 燃料ホースが長すぎるなど変更しすぎている
というようなガソリンの流れを不安定にする原因があります。
またそれでも解消されないときにはキャブレターのオーバーホールも視野に入れないといけません。
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