バイクのエンジンを塗装したいという人もいるかと思います。
また中古バイクを買ったもののもともとエンジンに塗装されていて、その塗装をやり直したいというようなこともあります。
エンジンは高温になるのでお金をかけるか、また手間をかけるかのどちらかを選択しなければ綺麗な塗装ができません。
すぐに塗装がはがれたりするので丁寧にエンジンの塗装はしなければいけません。
エンジンへのウレタン塗装はすぐに落ちる?
バイクのエンジンには基本的にウレタン塗装は良くありません。
ウレタン塗装は安くできるので割合この塗装方法をする人もいますが、あまりきれいな塗装の仕上がりにならないと思います。
また中古バイクを買ってウレタン塗装をされていたので、耐熱スプレーで塗装するというようなときにはウレタン塗装を一度はがすほうがきれいに塗装できます。
エンジンへのウレタン塗装に耐熱スプレーを上塗りすればすぐにはがれる?
ウレタン塗装が下地にあればその上から耐熱塗装しても比較的早くにはがれてきます。
数ヶ月で塗装がはがれるということもありませんが、1年ほどしてくればはがれている箇所が目立つようになるケースは多いと思います。
そのときにはまたエンジンへの塗装をし直せば良いというような考え方であれば特にウレタン塗装をはがすまでは必要ありません。
エンジンへの塗装はエンジンを載せたままではダメ?
エンジンの塗装は面倒なのでバイクに載せたまま塗装する人もいますが、まずきれいに塗装はできません。
エンジンの塗装というのは時間も手間もかかるのですが、
- エンジンを下ろす
- 剥離剤で塗装を落とす
- エンジンへの塗装をする
- エンジンをバイクに載せる
というように工程をそれぞれ別の日に行わないといけません。
つまり丁寧にすれば3~4日はかけないといけないわけです。
エンジンの塗装方法
エンジンの塗装についてはまず上でもいいましたように古い塗料をどうするのかを明確にしなければいけません。
その前提としては錆があれば錆を取らないといけません。
- 古い塗装の上から塗装するときには脱脂する
- 古い塗装を取るときにはサンドブラストで取り、脱脂する
というように最初の手順が違ってきます。
その後に耐熱塗料を塗っていきます。
塗装していくときの注意点やポイントとしては
- 厚く塗りすぎないこと
- 焼き付けをしっかりと行うこと
- フィンの隙間などは刷毛で塗装した後にスプレーする
ということが重要です。
厚く塗ると塗装にヒビが入りやすくなり、また剥離しやすくなります。
焼き付けについてもしっかりと行わないと仕上がりが悪くなります。
焼き付けは180~200度程度まで高温にすることが必要となるので、自宅にあるもので何とかするにはコンロや石油ストーブなどを使うと良いでしょう。
ドライヤーなどではこのような温度にまで上がりませんので、塗装では使えません。
エンジンの種類による焼き付けの必要性
エンジンへの塗装については空冷エンジンは最も収縮と膨張を繰り返すので、高い温度での焼き付けをしっかりとするべきといえます。
水冷式であればそこまでエンジンが高温にならないのでまだ雑な塗装でも何年も持つこともありますが、特に空冷式では丁寧に塗装していくようにしましょう。
エンジンの塗装の工賃はどの程度?
エンジンの塗装についてはバイクショップや専門業者もありますが、相場としては10万程度になるかと思います。
エンジンを載せたままであればエンジンの脱着の時間がいらないので少しは安くなりますが、それでも7~8万というのが相場となります。
<スポンサード リンク>