バイクのウインカーは点灯だけするもののなぜか突然点滅だけしなくなるというようになることもあります。

ウインカーが点滅しなくなる理由はいくつかあるのですが、今回はまとめて解説したいと思います。

 

ウインカーリレーの故障と点滅しない

 

まず考えられるのはウインカーリレーの故障です。

このリレーでスイッチを切ったり、入れたりして点滅するようになっているのですがリレーの故障で点滅しなくなるということも考えられます。

ウインカーリレーの交換だけすれば良いのですが7000円前後もあればショップでも交換してもらえるはずです。

 

ワット数の増大とウインカーが点滅しない

 

またバルブのワット数が大きくなることで点滅しなくなるということもあります。

この現象はウインカーリレーがデジタル式でないときにしか起きないのですが、リレーというのはそのリレーに流れる電流で回路が発熱し、それによって回路を遮断してウインカーを点滅させます。

バルブのワット数が大きくなりすぎればリレーの回路が発熱せずに、そのために回路の遮断が起きずに点滅が起きないというようになります。

 

ウインカーの球切れと点滅しなくなる

 

次によくあるのはウインカーの球切れです。

一見点滅と関係ないようにも思いますが、どちらかの球切れが起きればもう片方が点灯を続けるようになります。

これによってウインカーが点滅しなくなるということも起きます。

ただ球切れのケースではウインカーが点滅しなくなるというのと、ハイフㇻ状態(点滅の頻度が通常よりも高くなる)になることも割合あります。

このハイフㇻが強いと点滅せずに点灯しっぱなしになります。

 

ウインカーの接触不良と点滅しなくなる

 

また接触不良でも点滅しなくなるという現象が起きることもあります。

 

  • 電球の取付け箇所の接触不良
  • コネクターの接触不良
  • コネクターが抜けている
  • 電球やソケットの錆や汚れの付着

 

というようなところもウインカーの点滅しなくなる原因になることもあります。

 

バッテリーの劣化とウインカーが点滅しない

 

またバッテリーの劣化も点滅しない1つの原因といえます。

バッテリーの劣化というときには

 

  • エンジン始動からしばらくはウインカーが点滅しない
  • しばらく走っていると点滅するようになる

 

というような症状が出ることもあります。

バッテリーを最近交換していない、さらに下のページの症状にも該当するところがあればバッテリー交換でウインカーの点滅が正常になることもあります。

 

バッテリーの寿命やその4つの症状

 

バッテリー交換直後のウインカーが点滅しない原因

 

また逆にバッテリー交換の直後にウインカーが点滅しなくなることもあります。

このときはバッテリーが充電されていない状態というのが原因でウインカーが点滅しないようになっている可能性は高いです。

満タンに充電した後にウインカーの動作を確認してみてください。

充電は簡単ですがよくわからないときにはバイクショップでやってもらうと良いでしょう。

工賃も1000円程度ですむはずです。

 

ウインカーのLED化と点滅しない

 

またウインカーをLED化した直後も点滅しなくなることも多いです。

これは交換と同時に起きるので原因の特定は簡単だと思いますが、リレーがLED対応のものになっていないことでよく起きます。

やはりリレーもLED対応のものにすればすぐに直ります。

 

片側のウインカーだけが点滅しない

 

またウインカーの点滅でもなぜか片方だけが点滅しないということも起きます。

この場合には車種にもよりますが、

 

  • ウインカースイッチの点滅しない側の接触
  • そこからアースまでの接触
  • 点滅しない側の電球切れ

 

に不具合が起きている可能性が高いといえます。

やはりウインカーが点滅しないとリレーに不具合が起きているのではと思ってしまうのですが、片方だけということでリレーの故障である可能性はかなり低いといって良いです。

 

ウインカーの点滅しないを簡単に点検する方法

 

ウインカーといえば複雑な作りをイメージするかもしれませんが、意外と単純な作りのものが多いです。

点滅しないときにも原始的な方法ですが、どこが故障や不具合を起こしているのか簡単にチェックする方法もあります。

 

  • ウインカーを点滅させた状態でリレーを軽くたたき、点滅するか確認
  • 接触不良についてはCRCなどを吹くと直ることもある
  • 片方だけ点滅しないときには電球を左右で入れ替えて動作確認する

 

リレーを軽く叩くとカチッというような音がして一瞬だけ点滅することもあります。

これはリレーの寿命の症状で、リレーを交換すればまたウインカーが点滅するようになることが多いです。

またリレーを軽くたたくことで点滅をまた正常にして交換までしなくても良いこともあります。

片方しか点滅しないときには、電球を左右で交換すれば原因もよくわかります。

交換することで点滅しない現象がもう片方でも起きれば球切れの可能性はかなり高くなります。

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