紫外線といえばライダーが焼けるという意味もありますが、車体が劣化するという現象も引き起こします。
今回は紫外線による影響でもバイクの車体への影響とその対策について解説をしていきます。
バイクは紫外線で劣化する?
特に屋根のない屋外駐車場に止めているバイクは紫外線の影響が大きくなります。
- ゴム
- プラスチック
- 鉄
- 塗装
という順番に紫外線による劣化は起きやすいといわれています。
ゴムでいえばまずタイヤが連想されますが、タイヤの紫外線による劣化は割合大きなものとなります。
よくタイヤにヒビが入ってくることもありますが、走行距離がなくても紫外線でこのような劣化が起きてくるということになります。
塗装の紫外線による劣化は何年で起きてくる?
パーツの中でも最も紫外線に強いとされる塗装ですが、その塗装でも何年か青空駐車場に止めていれば確実に劣化してくるものです。
もともとバイクの塗装には外で走らせるものなのである程度の紫外線を受けることを想定されています。
しかしそれでも何年も持つわけでもありませんので、後述するようなバイクの紫外線対策が必要ということがいえます。
高いバイクほど紫外線に強い?パーツが違う?
紫外線についてですが、結論からいいますとバイクの値段が高いほど紫外線には基本的に強いといって良いです。
アルミ、ステンレスなど紫外線に強い素材が多く使われていることが多いですし、塗装も厚めに丁寧にされていて劣化しにくいというのがその理由です。
バイクの種類と紫外線の劣化速度
またカウルの有無などバイクには種類がありますが、紫外線による影響はどうでしょうか?
- フルカウル
- ネイキッド、オフロードなどのカウルのない車種
- スクーター
基本的に上から順番に紫外線には強いといっても良いです。
バイクの紫外線対策
青空駐車場にそのままバイクを駐車しているとかなり紫外線による劣化が早いです。
ただ事情でガレージに屋根をつけるのも簡単ではありませんので、シートをかけることで紫外線の影響を減らすようにするのが基本です。
シートで雨による湿気もカットできるので良いのですが、雨がやんでもシート内に湿気がたまることで錆が早くなるという欠点もあります。
そのため
- 少し高いものの湿気をためないシートを買う
- 湿気がたまるシートであれば雨がやむとシートを外して風通しを良くする
というような運用が必要となってきます。
ワックスでバイクへの紫外線の影響をカットできる?
ワックスでも紫外線カットの効果を持ったものもあります。
たしかに紫外線の影響を減らすことはできますが、結論からいいますと完全なものは今のところないように思います。
- そもそも紫外線を完全にカットできるワックスは少ない、もしくはない
- ワックスは落ちてくることもある
- 定期的にワックスがけをしなければいけない
ということで紫外線カットの効果は完全ではないというようにいえます。
ただ紫外線が気になるときにはワックスはしたほうが良いことは良いですが、シートをかけるほうが効果はあります。
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