バイクではマフラー付近の障害によって排気漏れが起きることもあります。

排気漏れはひどくなれば車検に通らないなども考えられますが、それ以前にもバイクにいくつかの不具合を起こすようになります。

今回はバイクの排気漏れの確認方法も解説をしていきます。

 

バイクの排気漏れによる悪影響はどのようなものがある?

 

バイクの排気漏れでは

 

  • 燃費が悪くなる
  • エンジン出力の低下
  • 騒音が出る
  • 漏れた排気ガスによって周辺のパーツが腐食する
  • 異常燃焼を起こす

 

というようなトラブルになります。

排気漏れに気づけば早めに修理したほうが良いのは確実です。

騒音については特に次の車検に通らないというようなこともあります。

 

ごく少量の排気漏れを放置していてもトラブルになる?

 

排気漏れでもごく少量というケースもありますが、この場合のトラブルとしては

 

  • 漏れた排気が配線に当たるのであれば溶損になることもある
  • 放置していれば次第に排気漏れがひどくなる

 

ということで配線に排気が当たらなければすぐにどうこうなるということもありません。

燃費も若干落ちるという可能性もありますが、目に見えて落ちるというほどでもないです。

ただ車検には通らなくなるので、車検が近い場合には修理するしかありません。

 

バイクの排気漏れは車検に絶対に通らない?

 

排気漏れは年々厳しくなっている排気規制からすればなかなか厳しいといって良いです。

 

  • 排気漏れが下向きでありホコリが舞い上がるようであれば特に車検に通りにくい
  • 排気漏れで跡(カーボンの付着など)が残っているときには詳しく検査されて落ちる可能性が高くなる

 

というような特徴があります。

車検というのは不条理なようですが、車検場や検査官によって見方が違うので運も関係してくるのが実際のところです。

特に排気音が大きくなっていれば車検には通らない可能性はかなり高くなります。

車検にただ通すだけであればホームセンターにも売っているようなマフラー補修用テープを巻くだけでも通ります。

ただ長い目でみれば思わぬトラブルもありえるのでしっかりと修理するようにしてください。

 

バイクの排気漏れの点検、確認方法

 

ではバイクの排気漏れはどのように確認すれば良いのかということですが、バイクの排気漏れが起きやすい箇所というのはまずマフラー周りのパーツごとのつなぎ目ということです。

つまりつなぎ目について排気漏れを順番に確認していくということになります。

 

  • フランジ
  • フランジホルダー
  • エキゾーストパイプ
  • ガスケット

 

特にこのような部品周りで排気漏れが起きやすいとなります。

排気漏れを確認するには

 

  • エンジンをかける
  • 上のようなパーツ付近で異音がないか確認する
  • さらに手を近づけて排気漏れがないか確認する
  • 線香などの煙を近づけて排気漏れを確認する方法もある

 

エンジンをかけるので手を機体に触れてやけどしないように注意してください。

異音についてはパーツのつなぎ目が緩まっていて、振動によって音が生じることもあるので、この確認となります。

 

  • ビチビチビチ
  • シュシュシュ

 

というような音であれば排気漏れの可能性はかなり高いといって良いでしょう。

異音は耳で、また手による触覚でもというように2つの五感で排気漏れは確認していくようにします。

 

バイクの排気漏れの修理工賃はどの程度?

 

排気漏れの原因はマフラーなど自体の交換が必要なケースから、ちょっとしたネジの締め直しやパテ止めで直す軽微なものまであるので工賃は上下します。

大幅な排気周りのパーツ交換を想定せずに軽微な修理で問題ないというのであれば多くの場合には3000円前後で排気漏れは修理できます。

 

マフラーに穴が開いたときの排気漏れは修理できる?

 

排気漏れでもマフラー自体に穴が開いているというケースもあるかと思います。

この場合も

 

  • パテ、補修バンドで修理
  • 溶接

 

などというような方法で修理する方法もありますが、ケースによってはマフラ-自体が劣化していることもあります。

よくあるのはパテで止めた後、別のマフラーの箇所でまた排気漏れが出てくるということですが、そのためマフラー自体を交換するほうが良いようなケースもあります。

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