バイクが乗りにくく、ポジションを変更したいというときに検討するべきなのがバックステップです。
- レースのような姿勢で乗りたい
- 背が高いなどでどうしてもノーマルポジションで乗りにくい
などというようなときにはバックステップも効果があると思います。
しかし取り付け後にはまったくデメリットもないわけではありませんので、今回はバックステップについて解説をしていきます。
バックステップは車検に通るのか?
意外と知られていないのですがバックステップ自体は車検に問題なく通るようになっています。
ただバックステップ回りで落ちることもよくあるわけですが、その理由としては
- シフトチェンジの記載をしていないこと
- 固定式、可倒式両方とも車検では通る
- バックステップの突起部の先端が鋭利でない限りは通る
というようなところがよく問題となります。
シフトチェンジの記載についてはマジックでも良いので必ず記載するようにしましょう。
バックステップの効果はどのようなものがあるのか?
そもそもバックステップはどのような効果があって、どのような目的でつける人がいるのでしょうか?
- ノーマルポジションが合わない
- バンク角が欲しい
- ステップにつま先立ちで乗りたい
- 見た目的にバックステップが好きなとき
- 他車の真似をしたいとき
バンク角を求めるということでレースなどを連想する人もいるかもしれません。
そのためどちらかといえばバックステップというのは短時間乗ってタイムを競うという人に向いていて、長く乗るときには疲労度が激しくなるのを感じる人もいます。
つまり一般道しか走らない人にはあまりバックステップは効果がなく、峠やサーキット走行をする人のためといっても良いのです。
ただバックステップにもメリットもあって
- レースを想定しているものが多いので転倒時にステップがノーマルよりも折れにくい
- 転倒時にエンジンガードのような役割を果たすこともある
といった転倒時にノーマルよりも優れたところもあります。
「バイクのエンジンガードに効果はあるの?スライダーとどっちがおすすめ?」
バックステップへの交換は簡単?難しい?
バックステップというのは交換、取り付けがどうしても難しいというようなイメージを持っている人が多いのでしょうか?
しかし意外と簡単に行えると思います。
- 説明書が詳しいので見ながら取り付け作業を進めることができる
- わからないときにはサポートセンターが用意されているメーカーもある
ということでマフラー交換などをしたことのある人であれば簡単に取り付けできると思います。
ただ問題は工具やパーツを持っているかどうかというところで、
- スナップリングプライヤー
- 油圧スイッチ
もし持っていないときには事前にどのような工具やパーツが必要なタイプかについて確認しておくようにしてください。
どうしても自分で取り付けできそうにないときにはショップに依頼しても良いかと思いますが、車種によってはバックステップの取り付けが簡単なものもあるので工賃は数千円といったところで済むことも多いはずです。
バックステップは安物ではダメ?
バックステップはネットオークションでは1万、2万というような価格帯のものからあります。
お金がないとつい手を出してしまいそうですが、やはり不具合が出ることもあります。
- 衝撃で曲がることもある
- ネジが緩みやすい
個人的にはメーカー品のバックステップを少し高くても買ってしまうほうが長く使えると思います。
バックステップの正しい位置はどこ?
バックステップをはじめてつけるときにはそもそもの正しい位置はどこなのかということが気になるかと思います。
しかし正解というのはなく、あえていえば自分のしっくりとくる位置が唯一の正解ということになります。
何度も試してみて自分の感覚のみを信じて位置調整をしていくのもバックステップの醍醐味です。
バックステップの調整で不具合が出ることもある?
可変式のバックステップであれば位置調整を行うこともできますが、そのときにはホース類などを圧迫しないようにしなければいけません。
オイル漏れなどの原因となるので圧迫には特に注意してバックステップ調整は行うようにしましょう。
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