アイドリングの回転数が上がるようになり、そのままなかなか下がらないという現象がバイクに起きるようになることがあります。
アイドリングの回転数の異常の原因と、その解決方法について解説をしていきます。
バイクのアイドリングの回転数が上がる?その原因とは?
アイドリングの回転数が上がるときにはよくあるのは下のような原因です。
- プラグが焼けてしまっている
- キャブレターの汚れ
- アイドルスクリューの調整が狂っている(締めすぎなど)
- スロットルが開いている
- アクセルワイヤーの引っかかり
- ワイヤーの張りすぎ
- ニードルが曲がっている
- チョークが戻りきっていない
- スロットルバルブのワイヤリングやクリップの向きが狂っている
- パイロットスクリューの調整が狂っている
- エアクリからキャブレターの間のインテークマニホールドで二次エアを吸っている
- ネジが振動で緩くなってきている
よくあるのはキャブレターの清掃などをして戻すときなどにミスをしてしまっているというようなケースです。
アイドリングの回転数が上がるようになる少し前にいじったところを思い出して、どの原因の可能性に該当するのか冷静に考えてみてください。
二次エアとインテークマニホールドの破損
二次エアが原因でアイドリングが上がってしまっていれば
- インテークマニホールド
- エアクリーナー
などが割れていたり、破損してしまっているようなこともあります。
アイドリング回転数の基準値と高い低いでのメリット
アイドリングでは車種ごとにおよその基準値というものがあります。
アイドリング回転数が基準値よりも高い
- エンストしにくい
- 気温が低い時期に始動性が良くなる
- エンジンの温度が上がりやすくなる
- エンジンブレーキがききにくくなる
- エンジンオイルの劣化が早くなる
アイドリング回転数が基準値よりも低い
- エンジン音が静か
- 燃費が良くなる
- オイル循環が悪くなる
- エンジンがやきつく傾向が出てくる
ただ基準値付近にあるほうが良いのは良いです。
バイクに詳しい人だと回転数をやや基準値よりも低くするなど細かい設定を好む人もいますが、回転数の基準値はメーカーが割り出した数字なので無難に行くのであればまず基準値を目指すべきとなります。
上でアイドリングの回転数の高い、低いというデメリットも紹介していますが、デメリットは基準値よりもかなり離れたときにはじめて出てきます。
少しくらいであれば高くても、低くてもすぐにデメリットが出てくるというわけでもありません。
ちなみにアイドリング回転数の基準値は説明書に記載されています。
一般的には基準値は1000~1500というところに基準値が位置する車種が多いわけですが、
- エンジン性能
- 気筒数
などで変わってきます。
アイドリングの回転数が下がらない!バイクショップの工賃はどの程度?
アイドリングの回転数が下がらないというときにはバイクに詳しければキャブレターの分解なども自分でできますが、原因はいくつかあるので特定はなかなか難しいです。
一からバイクショップに持っていくと工賃が5万ほどもかかることは多いと思います。
初心者の人はプラグ、ワイヤー、ネジの締め具合など簡単にチェックできるところもあるので、まずそこの確認をしていきましょう。
それでもアイドリングの回転数が戻らないときにはじめてバイクショップに持っていくというような方法が良いと思います。
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