車ではよく冬用タイヤというものが使われますが、バイクでは冬用としてどのようなタイヤがあるのか気になるところです。
冬用タイヤの効果についても今回は解説をしていきたいと思います。
バイク用のスタッドレスタイヤというのは存在しない?
車ではスタッドレスタイヤというものが広く流通しています。
スタッドというのは鋲という意味で、レスによって鋲がないという意味になります。
これによって道路を削って走らないタイヤがスタッドレスタイヤということになります。
スタッドレスタイヤというのは表面のゴムの性質が柔らかいものになっていて、そのためにアイスバーン状態の路面にも吸着するようになります。
そのためにスリップしにくいという効果があるとされています。
ちなみにスタッドレスタイヤという表記ではバイクのタイヤは通常発売されていません。
鋲がないという意味ではスノータイヤというものがスタッドレスに近いのですが、郵便局のバイクはこのスノータイヤが多いといわれています。
バイクではスパイクタイヤが冬タイヤとして最強?
スタッドレスタイヤでなくスパイクタイヤというものも聞いたことのある人もいるかもしれません。
スパイクタイヤというのは金属の鋲が表面にあって、ゴムの性質でなく物理的に路面を刺すような形でスリップを防ぐ効果があります。
ただし道路を傷つける可能性が高いスパイクタイヤは基本的には使用が禁止されています。
125cc以下のバイクのみがつけることができるとされています。
それ以上の排気量のバイクでは
- 完全に積雪しアスファルト路面が見えないとき
- 障害者車両
- 除雪車両
というようなケースでのみはくことができるとされています。
バイクのスノータイヤは効果があるのか?
現状では上のようになっていますが、バイクショップに行くとスノータイヤという表記のタイヤが発売されていると思います。
表記名から冬用と思いがちですが、路面が凍結していれば走行するのは簡単ではありません。
- 雪が降った直後であればまだ普通に走れる
- スクータータイプであれば不意の挙動を抑えることができないこともある
- タイヤの形が四角的なためにコーナーではかなり減速しなければいけない
- 完全なアイスバーンとなればまず走れないタイヤが多い
ということで冬用タイヤとして車ほど使えるというほどではないと考えると良いでしょう。
バイクのタイヤは車ほど路面と接していないので、冬用タイヤでも制動力を維持するのはそれだけ難しいということです。
バイクにチェーンを巻くと冬に効果が出る?
またタイヤでなくチェーン装着によってスリップを防ぐという方法もあります。
車ではよく使われる方法ですが、バイクではチェーンをつけても横滑りを防ぐことができません。
そのためあまり効果はないといっても良いです。
冬のバイクの走り方
冬は仕事で使う以外は気温が低い地域ではまずバイクに乗らないほうが良いです。
どうしても乗るというときには転倒を避ける走り方も知っておくようにしてください。
- アクセルをジワッと回す
- エンジンブレーキを多めに使う
- ブレーキはなるべく使わない
- 停車時には両足で車体を支える
詳しくはこのページに解説していますが、3度ほどから道路が凍結してくるので、公共交通機関などを利用するほうが良いといえます。
降雪地方では冬のバイクはどうしているのか?
北海道、東北地方などでは冬になると毎年のように雪が降ったり、またそうでなくても凍結やアイスバーンはしている道路があります。
このような季節になれば基本的にバイクには乗らないという人が多いかもしれません。
そのためにはバイクの長期保管、放置が必要となってきますが、バッテリー上がり、キャブレターの劣化などを防げば良いです。
- 屋根付きの駐車場で保管する
- ガソリンタンクからガソリンを抜く
- バッテリー上がりを防ぐためにマイナス端子を抜く
詳しくは上のページで解説していますが、このようにすれば冬の間の放置も怖くなくなりますし、春以降にも普通に走ることができるようになります。
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