もうすぐバイクの車検というときにホーンについてよくわからないという人も多いのではないでしょうか?
今回はバイクのホーンと車検について質問されやすい点についてまとめて解説したいと思います。
ホーンが鳴らないと車検に通らないのか?
知らない間にホーンが鳴らないようになっていたということもありますが、現在ホーンの鳴るかどうかというのも車検の検査項目になっています。
そのためホーンが鳴らない状態ではまず車検に通りません。
ホーンが鳴らないときにはまずはショップに持ち込み修理できれば修理してもらうことが先決ですが、修理できないような状態であればホーンごと交換してしまうというような方法となります。
自分でもホーンさえ購入できれば交換はできますが、いくつか交換で不具合の出やすいポイントというのがあります。
- ホーン交換とリレー設定の方法
- ホーン側の端子、あるいはゴムカバーの内側に腐食や錆がある
- 端子自体が劣化してダメになっている
詳しくはこのページに解説していますので、自分でホーン交換をしようというときには目を通しておいて欲しいと思います。
車用ホーンをバイクにつけても車検に通る?
車用のホーンをバイクに転用するということもあるかもしれませんが、車検では問題なく通ることが多いはずです。
ダブルホーンでも通りますし、シングルホーンはさらに問題なく車検に通るといえます。
ただ問題は消費電力が違うのでヒューズが飛ぶようなこともあるということです。
- ダブルホーンは消費電力が倍になるのでヒューズが特に飛びやすい
- シングルホーンでもアンペア数には注意して選ぶ
どうしてもダブルホーンにしたいときには電気回路は追加してからつけるようにしましょう。
バイクのホーンと音質での保安基準
バイクのホーンについては音の種類や性質でも車検に通る、通らないといったことも出てきます。
車検でのポイントを列挙しますと
- ホーン音に余韻がある
- ホーンの音が途中で変化する
- ホーン音が途中で断線する
- スイッチ操作でホーン音が変わる
このようなホーン音は車検で通らないことが多いです。
バイクのホーンの音量は車検でどう判断されるのか?
通常バイクショップにあるホーンであれば車検対応の音量となっているはずです。
車検では
「車両の前方7メートルで115デシベル以下93デシベル以上」
というような基準で判断されます。
大きめな音で警告を強く出したいときには115デシベルのものが良いのですが、ホーンの音量は大きすぎても小さすぎても車検に通らないというようになります。
バイクのホーンが2つあれば車検に通らない?
ホーンは2つあるというのもその時点で車検には通りません。
保安基準第43条には以下のようなルールがあります。
- 音の大きさ及び音色が一定
- 車外に音を発する装置であつて警音器と紛らわしいものを備えてはならない
2つホーンがあるので大きな、音色が一定ではありませんし、紛らわしいものと判断されることでもやはり車検には通らないとなります。
ヤンキーホーンは車検に通るのか?
ヤンキーホーンをつけているという人もいるかもしれませんが、車検に通るかどうかは保安基準に適合するかで判断します。
ヤンキーホーンを純正ホーンと別につけていれば上でもいいましたが2つホーンがあるために車検では通りません。
他にも
- ホーンの音が途中で変化する
- ホーン音が途中で断線する
- スイッチ操作でホーン音が変わる
- ホーンのデシベル数
といった基準も満たさないとヤンキーホーンは通りません。
アリーナホーンは車検に通るのか?
アリーナ―ホーンについては上で紹介してきました保安基準に適合していれば車検には通ります。
特にアリーナホーンでは余韻があるかどうかが車検で通るかどうかのポイントとなります。
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