車検義務のあるバイクであればマフラーも保安基準に沿ったものにしていないと車検を通すことができません。
マフラーは消耗品の1つでもあるので、社外品に交換するようなこともあるわけですが、車検に通らない場合もあります。
多くのライダーの車検に対しての対応についても今回は紹介したいと思います。
社外マフラーは車検に通らない?
ときどきマフラーは純正しか通らないというように考えている人もいるのですが、社外品のマフラーでも保安基準に沿っていれば車検には通ります。
ですので純正マフラーがすでにないというようなときにも特に車検では問題なく通すことができるというわけです。
社外品のマフラーは純正に戻したほうが車検には通りやすいのか?
すでに社外品のマフラーに変更してしまっていると純正マフラーに車検のときだけ戻すという人もいるかもしれません。
しかし上のように社外品のマフラーでも保安基準に沿っていれば車検には通るので、特にあらためて純正マフラーに戻す必要もないと思います。
触媒の入っているマフラーは社外品に交換しては車検に通らない?
基本的にマフラー交換で社外品のものにしても車検には通るわけですが、触媒のあるタイプは注意してください。
このタイプのものはマフラー交換をするだけで後述する保安基準に適合しなくなることもあるので車検に通らないというようになることもあります。
マフラーにJMCAラベルがないと車検に通らない?
バイクのマフラーについてはJMCAラベルというものがある車種とそうではないものとがあります。
よくいわれるのがJMCAラベルがマフラーにないと車検に通らないということですが、結論からいいますとラベルの有無は車検の合格基準には関係していません。
後述する保安基準をクリアしているのが本質的な合格基準ということです。
たとえばしばしばあるのがJMCAラベルのあるマフラーでも経年劣化していて音量規制をクリアしないようになっているという状態ですが、このようなケースではラベルがあっても音量で車検に落ちるというようになります。
車検でのマフラーとチェックされる保安基準の項目
ではマフラーについてどのあたりを検査されるのかということですが、
- 音量
- 排気ガス
の2つとなります。
排気ガスの検査は新しい車種のみ検査が行われますので、古い車種は音量検査のみとなります。
音量も近年厳しくなっていて2001年10月以降の車種については99dbから94dbに規制強化されています。
特に2003年あたりを境にして、マフラー交換をしているバイクは音量検査を漏れなく行うようになってきているので、音量検査をされるという点で多少落ちるバイクも出てきているというようになっています。
音量がどうしてもクリアしないマフラーの車検の通し方
古いマフラーになると音量基準がどうしてもクリアできないようになってきますが、根本的にはマフラー交換がベストです。
車検後にお金が貯まってからマフラー交換することを考えているものの、車検には何とかとりあえず通さないといけないというときにはショップに相談すると何とかしてくれることもあります。
要は音量を暫定的に落とせば良いので、たとえば詰め物をするなどして基準を満たすなどの方法もあるわけです。
ただし車検後のできるだけ早い時期にマフラー交換は必ずするようにしてください。
マフラーの排気ガスの検査について
排気ガスの検査もそう通りにくいということもないのですが、整備をしていればという前提が出てきます。
排気ガスの検査で車検に落ちてしまうバイクとしては
- キャブレターのセッティングを変えている
- マフラーを交換している
というようなものが多いです。
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