バイクの車検というのは251cc以上の排気量から義務化されています。
そのため原付バイクには車検義務がなく車検証というのは持っていないわけですが、会社やその他の機関に提出しなければいけないこともあって、そのときに原付では車検証以外に何を提出すれば良いのかについて紹介をしたいと思います。
原付で車検証に近い書類とは?
車検証の提出というのはできませんが、原付でもナンバーなどがあるので、それに関して発行される書類を提出することはできます。
- 自賠責の保険証明書
- 標識交付証明書
標識交付証明書というのはナンバーを発行されるときに市役所から受けるものです。
通常原付購入時などにバイクショップから渡されていると思います。
自賠責とともにこの標識交付証明書も市役所といった公的機関による発行なので信用性もあるので、車検証の代わりになることも多いはずです。
原付の登録証の提出を就職で求められれば
就職したときに原付で通勤するというようになると原付の登録証の提出が必要とされることもあります。
登録証というのも探してもまずそのような名前の書類はないはずですが、結論からいいますと標識交付証明書を提出すれば問題ないはずです。
登録証というのは俗名のようなもので、正式には購入時などにナンバー発行するときに出される標識交付証明書と同義と考えて良いです。
原付の標識交付証明書が見つからない!紛失すればどうすれば良いのか?
一般的にこの標識交付証明書というのは
- 原付のメットインスペースの底のほう
- 自宅保管
のどちらかが多いと思いますが、探してもないということもあります。
この場合には再発行もできます。
- 手続き先は市町村の税務課
- 再発行は本人はもちろん代理人でもOK
- 必要なものは免許証、印鑑
- 代理人の場合には委任状、代理人の身分証明書
- 10分程度で再発行される
- 再発行の手数料はかからず無料発行される
代理人もいなくて、しかも本人も仕事などで忙しいというときには郵送による再発行も行える市町村もあります。
ただこの郵送による手続きは市町村によって違うので、詳しくは管轄する市町村に電話で聞いてみて欲しいと思います。
原付の標識交付証明書の他の再発行手続き方法
市町村に直接手続きすれば即日発行されますが、購入したバイクショップに依頼しても代行してくれることもあるかと思います。
ただ委任状の作成をその場で行うこともあるかと思いますので、印鑑を持ってバイクショップに行くようにしてください。
またショップを介すれば手数料はいくらかかかってくることもあるのも把握しておいてください。
原付に標識交付証明書はそもそも必要なのか?
ある日何かのときに原付の標識交付証明書を紛失していることに気づくということはあります。
自宅のどこかに置き忘れているというようなこともあるのかもしれません。
ないと原付に乗っていて困るのかということですが、結論からいいますとすぐに困るような書類でもないといえます。
- 盗難に遭ったとき
- 交通事故をしたときに提示を求められる
- 原付を譲渡するとき
- 名義変更をするとき
- 原付で任意保険に加入するとき
というようなシーンで必要となってくるので、忙しい時間のないときにすぐに市役所で再発行しなければいけないというような書類でもないといえます。
原付を廃車するというようなときも必要となる書類ではありますが、本人が廃車手続きをするのであれば特に必要ありませんし、なくても廃車まで問題なかったというようなこともあるかと思います。
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