車種によっては燃料計がついていないバイクもあります。
今まで燃料計を目途に給油タイミングを決めていた人にとっては結構やっかいですが、燃料計のないバイクではどのように給油のタイミングを決めていくのが良いのかについて解説をしていきます。
バイクの燃料計は絶対に必要?
バイクの燃料計をかなり信用している人も多いかもしれませんが、あくまでも目安というのが正しい見方です。
「バイクのガソリンメーターが動かない!5つの原因とその特定方法」
このページのようにガソリンメーターがいきなり動かないようになることもないわけではありませんし、完全に正確な残量を表示するわけでもありません。
燃料計のないバイクの燃費の出し方
燃料計がないバイクではやはり自分で給油タイミングを計らないといけません。
そのまず1つめに必要となってくるのが自分のバイクの燃費を知ることです。
燃費というのは
走行距離 ÷ 使ったガソリンの量
で出します。
ガソリンを満タンにしてその給油量でどの程度の距離を走れるのかも以下のようにしておよそ計算することもできます。
- ガソリンを満タンにする
- トリップメーターをゼロにする
- 適度に走れば再び満タンにまで給油をする
- このときに入れたガソリンの量を把握し、同時にトリップメーターの距離の数字も把握する
というようにします。
たとえば10リットル入れて、トリップメーターが400キロ回っていれば
400キロ ÷ 10リットル = 40キロ
この40というのが燃費となります。
あとは満タンにしたときにタンクに入るガソリンの量を把握すれば最大で何キロまで持つのかわかるようになります。
燃料計がなくても燃料警告灯で給油タイミングを管理
また最近のバイクでは燃料計が仮になくても燃料警告灯はあるというものもあります。
これもガソリン残量がほぼゼロになってから点灯するというものでなく、3分の1の残量になったときなど早めに警告してくれるのでこのランプを目途に給油タイミングを決めても良いと思います。
車体を揺らしたときの感覚でもガソリン量を把握できる
ガソリンが減ってくると
- タンク内に空間が多くできる
- また車体の重さも変わる
となりますが、車体を揺すってガソリンがどの程度残っているのかある程度感覚でもわかるようになります。
給油した直後、しばらく走った後にこの感覚の違いを覚えておいて、トリップメーターによる方法と併用しても良いでしょう。
給油タイミングが近いときにはコックの切り替えをする
上のように何となく感覚や計算で給油タイミングが近いと思ってもすぐにスタンドが見つからないときもあります。
このときにはコックの切り替えをすればしばらく走れますので、その操作方法も知っておくと良いでしょう。
- ガス欠になるときには一瞬力がなくなるような感覚になる
- コックの切り替えは信号待ちなど停車中に行う
ガス欠が近いと信号待ちで青になっても発進できないこともありますが、コックの切り替えをしておくと問題はありません。
サブのガソリンでも10キロは走れるのでその間にスタンドをすぐに探せば通常は問題ありません。
燃料計のないバイクで仮にガス欠になればどうなる?
燃料計がないバイクにはじめて乗るとガス欠になってしまうこともあるかもしれません。
しかしエンジンにダメージが出るというようなこともありませんので、
- 慌てないでアクセルを戻す
- 安全な場所にバイクを寄せる
- スタンドまで押していくか、ロードサービスに連絡する
というような処置を行えば良いだけです。
燃料計のないバイクに後付で燃料計を取付けできる?
燃料計を後付することも可能ではありますが、昔よりも後付の燃料計の発売数も減っています。
そのため選びにくくもなっていますが、さらに後付の燃料計は2万は最低超えてきますし、取付けの工賃も考えれば意外と高額になってきます。
上のようにトリップメーターや警告灯も使えれば絶対に必要なものでもないので、個人的にはあまり後付まではおすすめしません。
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