バイクの排気系のパーツにはインテークマニホールドというものがあります。
混合気の通り道ではありますが、このインテークマニホールドの交換が必要となることもあります。
インテークマニホールドとは?
別名でインシュレーターともいわれることもあるのですが、キャブレターでガソリンと空気とが霧状になり、その混合気を燃料室に運びバイクは動く仕組みになっています。
インテークマニホールドというのはこの間にある吸気管で、そのパーツのうちゴム類の劣化で交換などが必要となることもあります。
インテークマニホールドの劣化
インテークマニホールドのゴム類が劣化すると混合気はその箇所でまた空気を(二次エアーの吸い込み)吸ってしまうようになります。
その結果混合気を正常な状態にできなくなってバイクはかなり不調となるので、異常に気づくことは多いかと思います。
- ゴムの劣化
- ゴムにヒビが入る
というような状態となり、エンジンの出力が低下するようになることがあります。
インテークマニホールドのヒビ割れでの症状
簡単にいえばエンジンの出力が低下するわけですが、他の症状はどのようなものが出てくることがあるのかについて紹介しますと
- エンジンは問題なく始動できることが多い
- アイドリングが不安定になる
- 回転が高くなるとトルク感がなくなる
- 回転の下がり方が遅くなる
- 最悪のケースではエンジンの焼き付きもありえる
というのが主な症状といえます。
インテークマニホールドの二次エアの確認方法
インテークマニホールドにヒビが入っていれば交換をするというのも1つですが、その前に二次エアの吸い込みが本当にあるのかということを調べたいということもあるかもしれません。
その方法は2つほどありますので、紹介します。
- エンジンをかけておく
- インテークマニホールドの亀裂の入った箇所にパーツクリーナーをかける
このようにすればエンジンの回転数が下がるようであればその亀裂のある箇所で二次エアを吸っていると推測できます。
インテークマニホールドの二次エアはプラグでも確認できる
インテークマニホールドの二次エアの吸い込みがあれば混合気も薄くなりますので、プラグにも異常が出てくるはずです。
プラグが白くなっていればやはり二次エアの吸い込みがある可能性もあります。
インテークマニホールドの交換工賃の相場
インテークマニホールド交換の工賃は5000~6000円前後といったところです。
あとパーツ代がかかってくるので、トータルで1万超となる車種が多いと思います。
インテークマニホールド以外の二次エアの吸い込みをする箇所とは?
インテークマニホールドに特に問題はなかったものの、その他の箇所に二次エアの吸い込みが出ているというようなケースもあります。
もちろん二次エアの吸い込みが今回の不調の原因ではないこともありますが、他に考えられやすい原因としては負圧ホースの不具合である可能性もあります。
インテークマニホールド交換後にまだバイクが不調
インテークマニホールドを正常に交換してもまだバイクが不調というようなこともあります。
このときには
- 社外マフラーとの相性が良くない
- エアクリーナーの汚れ
といった他の原因が存在していることは多いです。
エアクリーナーの清掃はすぐに行えますので、それでエンジンの状態の様子を見ていくようにしてみてください。
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