ガソリンスタンドに行ったときに突然タンクキャップが開かないようになっているということがごくまれにあります。
バイクショップに持っていくという方法もありますが、自分でも簡単に開けるようにすることもできます。
タンクキャップが開かない!まず疑う原因
今回のようにタンクキャップが開かないというときにまず疑う簡単な原因としては
- 鍵穴にゴミが入った
- 鍵が変形している
ということです。
鍵穴にもフタがある車種もありますが、それでも何かしたときにゴミが入ることもあります。
パーツクリーナーでゴミを掻き出すようにしていきましょう。
また別の鍵があればそれでタンクキャップが開くかどうかも確認していきましょう。
単純に鍵が変形してしまっているというようなこともあります。
タンクキャップが開かない!鍵で少しグチャグチャしてみる
それでもタンクキャップが開かないというときもありますが、鍵を差し込み少し特殊な操作をしてみます。
- 鍵をいつもよりもやや力を入れて奥まで差し込む
- 鍵を差し込み斜めにしてみる
- フタも少し押してみる
というように鍵、フタをいつもと違う操作でタンクキャップが開くかどうかチェックしてみます。
タンクキャップが開かない!潤滑剤を使ってみる
次に鍵穴用の潤滑剤を使ってみます。
潤滑剤はよく浸透する(1日ほど放置することも必要)ようにし、その後で上で紹介しましたように鍵を奥まで差し込んでみたり、フタを押すというようなこともしてみます。
タンクキャップが固着!古いバイクのタンクキャップへの対処方法
中古車、放置バイクではタンクキャップが錆で固着していることもあります。
固着の程度によっては潤滑剤を浸透させることでまだ開くこともありますが、開けても
- ガソリンが劣化している
- タンク内も錆びていて再生するのが難しい状態になっている
ということは多いです。
タンク内の錆取りは詳しく下のページで解説していますが、正直いって簡単ではありません。
方法が良くないとすぐにまた錆が出てくることもあるので、タンクキャップが錆で強く固着していればどこまで開けることに意味があるのかは微妙なところでもあります。
タンクキャップの回りの六角ボルトを緩めてみる
タンクキャップの鍵穴の回りに六角ボルトのあるタイプもあります。
そのボルトを少し緩めると普通に鍵が回るようになることもあります。
この場合は単なる接触不良といえるでしょう。
タンクキャップが開かない!パーツの破損が原因?
タンクキャップが開かないときにガソリンタンクが真空状態になっていて、そのために鍵が回らないということもあります。
- ガソリンタンクの空気抜け用のホースが折れ、タンク内が真空状態になってしまっている
- ロックのスライド部が磨耗してしまっている
このような場合には知識がなかったり、パーツがないと修理できないと思います。
ガソリンがなくなる前にショップに相談するようにしてください。
タンクキャップを破壊して開ける方法
ここまですべてやってみたもののまだ開かないというときには最後の手段としてタンクキャップを破壊して開けてしまうという方法を行います。
マイナスドライバーで鍵穴をグリグリ回して開けるという人もいますが、タンクキャップの場合はこの方法では開かないことが多いと思います。
- 電動ドリルを用意する
- 鍵穴にドリルを差し込み回す
- キーシリンダーの破壊で良いので15ミリ前後破壊すれば十分
このようにすればタンクキャップは開きます。
あとはキーシリンダーを新しいものに付け替えすれば良いです。
タンクキャップが開いた後に行うべきこととは?
錆などで開かないというケースも多いのですが、今回いくつかの方法を試してやっと開いたというときには今後は開かないようにならないためにもグリスアップしておくようにしましょう。
- タンクキャップの内側のロックパーツを分解する
- ロック箇所にグリスを塗る
このようにすればある程度根本的な処置ができるようになります。
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