バイクに乗っていて突然クランクシャフトが破損してしまうということもまれにあります。

バイクに長く乗っている人でもあまり経験することでもないのでクランクシャフトの情報も入ってこないかと思いますが、今回はクランクシャフトの修理について解説したいと思います。

 

クランクシャフトの破損での症状とは？

 

クランクシャフトが破損すれば回転軸が異常をきたすので正常にエンジンが作動しないことが多いです。

そのため

 

  • エンジンから異音がする
  • エンジンがかからないようになる

 

というようになります。

 

クランクシャフトが異常に曲がればどのような症状が出る？

 

折れたというような破損であれば上のような症状が出てくることが多いです。

しかし曲がるというときにはどのような症状が出てくるでしょうか？

通常正常なバイクでもクランクシャフトはそれなりに最初から曲がっているものですが、規定範囲内の曲がりということです。

この規定範囲を超える曲がりとなれば

 

  • エンジンの始動はなんとか可能
  • ただし最高速まで上がらない
  • エンジンからキュルキュルという異音がしてくる
  • 無理にエンジンを作動さえればエンジンが焼き付けを起こす

 

というような症状が出てきます。

異音が出る時点で通常ある程度は曲がっているクランクシャフトも交換などを行うほうが良いといえます。

 

クランクシャフトの交換や修理費用はどの程度？

 

クランクシャフトの修理や交換は高くなることが多いです。

その理由としては

 

  • エンジンを下ろさないといけないこと
  • エンジンを腰下まで割られないといけないこと

 

ということで作業に手間がかかり、時間もかかるからとなります。

修理費や交換費用は車種にもよりますが、最低8万前後から高いと10万を超えることもあります。

 

クランクシャフトの破損や故障はよく起きる？

 

クランクシャフトというのはそう故障するものでもなく、通常は廃車まで交換もせずにいくというバイクが多いです。

不具合もそう起きるものでなく、レース走行など激しい乗り方をしたバイクでは劣化が起きるという程度です。

あまり言いたくありませんが、今回のようにクランクシャフトの破損などが起きたバイクは個体差があってたまたま故障したというようなケースが多いのではないかと思います。

 

クランクシャフトの修理をせずに走ればどうなる？

 

クランクシャフトの修理や交換は上のようにかなりの費用となってきます。

状態や車種によっては20万近くになることもあり、修理をかなりためらうこともあります。

費用がネックになってクランクシャフトの修理を放置するということもあるようですが、まずエンジンにダメージが出てくるのでそれほど長くは乗れないといえます。

近々廃車を考えているのであればまだ仕方がないのですが、突然動かないようになるので大変危険です。

 

  • クランクシャフトの費用が高いので乗り換えする
  • 廃車する
  • 長く乗りたいのでクランクシャフトを修理する

 

というような選択肢しかなく、自分や事故時の相手への安全について意識して対策を検討していって欲しいと思います。

 

クランクシャフトベアリング交換の費用

 

クランクシャフトベアリングが割れたり、破損するということもあります。

頻度としてはクランクシャフトの破損よりも若干高いですが、交換費用は似た程度といえます。

5～6万ということが多いと思いますが、やはり作業工程が面倒で半日ほどかかる作業であるというのがその理由です。

特定のメーカーのクランクシャフトベアリングは強度が弱いので比較的壊れやすいのですが（メーカー名は一応伏せておきます。ネットでもしばしばささやかれてはいますが・・・）、このパーツも壊れれば修理せざるを得ないというところかもしれません。

車種やメーカーによっては走行距離2万キロ以内で破損してくることもあります。

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