サイドスタンドには車種ごとの傾きや角度があります。
また使ううちにこのサイドスタンドの傾きや角度が変わってくるということもありますが、調整したいと思うこともありますが、今回はその調整方法について解説したいと思います。
サイドスタンドの長さ調整は何を目安にすれば良い?
乗っている年数が長くなれば標準的なサイドスタンドの長さや角度はよくわからなくなることもあります。
車種によってもサイドスタンドの角度は最初から違ってきますが、
- サイドスタンドを立てて停車させて反対側に軽く押しても倒れないこと
- やはり反対側に風でも簡単に倒れないこと
このような基準を満たせば適正なサイドスタンドの長さや角度調整ができていると判断します。
車高高とサイドスタンドの傾き調整
バイクの車高を上げるとサイドスタンドはそのままにすれば停車時の傾きがより強くなるようになります。
通常は上げる車高の程度にもよりますが、このようなケースではサイドスタンドも調整することが多いです。
- 上げる車高によってはサイドスタンドを延長させて溶接、ボルトで固定する
- そこまでの車高でなければサイドスタンドの角度調整で済ませる
というようにします。
溶接などはしっかりとしなければサイドスタンドが曲がったり、折れてくることもあります。
そのままのサイドスタンドでいくときには舗装された道路にサイドスタンドで停車するのであれば問題ないですが、土の道路や草の上などに停車させれば車体が倒れることもあるのでセンタースタンドを使うようにしなければいけません。
サイドスタンドの角度がおかしい!その原因とは?
車種によってはサイドスタンドの強度がそこまで強くないこともありますし、バイクの使い方も影響してくることもあります。
サイドスタンドの角度などがおかしくなってくる原因としては
- サイドスタンドをつけているフレームの穴が広がっている
- サイドスタンド自体が曲がってくる
- サイドスタンド付近のネジが緩くなっている
などというようなこともあります。
他にも考えられますが、
- 車高を上げた
- 中古車であればサイドスタンドを以前の所有者がローダウン用に変えている
などというようなこともありえます。
サイドスタンドの角度調整の方法
サイドスタンドの調整方法はそこまで難しくありません。
- センタースタンドを立ててサイドスタンドを外す
- 取り付けヒンジの箇所などの曲がりを少なくする
- サイドスタンドを元に戻すようにして取り付け直す
というようにします。
サイドスタンドの延長という方法であれば
- 溶接して付け足しのサイドスタンドを加えて延長する
- サイドスタンドの足に穴をあけて鉄、アルミの板を取り付けボルトで締めて固定する
というような方法があります。
見た目を意識するのであれば溶接のほうが良いかもしれません。
溶接やボルト締めによるものだけであれば数千円で済みますが、メッキも施せば数万となってきます。
サイドスタンドの調整の費用
サイドスタンドの角度調整では溶接などが必要となりますが、費用的には店によっても、またサイドスタンドの状態によってもかなり違ってくると思います。
- 簡単なサイドスタンドの曲がりの調整なら3000円前後から
- 溶接が必要であれば5000円程度以上から
- サイドスタンドの交換まで必要であれば3万前後
というような費用が目安となってくるかと思います。
ちなみにサイドスタンドの調整で溶接だけで済ませるというようなケースでは板金屋さんでも作業は可能です。
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