立ちゴケなどでバイクのカウルには傷や損傷のダメージが残ってしまうということもあります。
バイクに愛着のある人ほど悩ましいわけですが、カウルの補修について今回はよくある疑問についてまとめて解説したいと思います。
カウルの補修で使いたい接着剤
カウルは欠けたり、割れるということもあります。
割れた箇所などをつけるのに接着剤を使うわけですが、おすすめはプラリペアです。
私もよく使っている接着剤ですが、造形補修剤といってカウルの傷の修復にはかなり効果を発揮すると思います。
- ホームセンター、アマゾンなどでも手軽に買える
- 接着とともに欠けてなくなった箇所の補修もできる
ということでかなり使えると思います。
カウルの補修にアセトンも使える?
同様にアセトンも補修剤として有名です。
しかしアセトンは単独で補修剤として使うのでなくアセトンで溶かしたABSを接着剤代わりに使うというようにして使います。
個人的にはプラリペアのほうが便利かなと思います。
アセトンとともにシンナーで補修できないかともしばしば聞かれますが、シンナーではカウルの補修をしてはいけません。
カウルを溶かしてしまうようになってしまうからです。
またアセトンも使用後の保管方法にも注意してください。
- かなり燃えやすい性質のため容器に入れて保管をしてはいけない
- 自宅の庭の土などに捨ててしまうこと
アセトンは土などに捨てればすぐに蒸発します。
また特に気温の高くなる場所での保管はしてはいけませんし、アセトンを燃やして廃棄すれば警察に通報されるほど異臭を放つので注意してください。
カウルの爪の補修もプラリペアで可能?
カウルでも細い爪の箇所の補修をするということもありますが、プラリペアでも可能は可能です。
しかしさすがのプラリペアでも爪の形状によって補修後の強度が十分にいかないこともあります。
爪の補修まで必要というときにはバイクショップに相談するほうが良いかもしれません。
カウルの傷の補修をパテで行いたい
ちょっとした傷であればパテで埋めることで補修したいというようなときもあります。
パテでも良いのですが、プラリペアでも傷をうめる補修はできますしやはり便利です。
傷を埋めるということでもパテよりもプラリペアをおすすめしたいと思います。
あとは表面を塗装してカウルの色となじませてください。
どうしてもパテにこだわるというときにはポリパテとエポパテとがありますが、ポリパテでも多くの場合に強度に問題も出てこないですし、その後の塗装剤との相性も悪いということもないと思います。
カウルの補修とその後の塗装方法
カウルをただ補修しただけであれば塗装となじまずに目立ってしまいます。
プロのようにかなり目立たないように補修後の塗装はできないかもしれませんが、簡単に塗装する方法を紹介しておきます。
- プラリペアの盛った箇所を耐水ペーパーで簡単に研磨する
- タッチペンで近い色に仕上げる
- サンドペーパーで削り平らにしてコンパウンドで磨く
塗装剤としてはキャンディー、シルバーといった色では、一色でカウルの色を再現することはできないことが多いです。
この場合には缶スプレーで全体を塗装するというような方法が良いかもしれません。
ただ初心者ほどタッチペンのほうが使いやすいと思います。
プラリペアVS箇所の多い補修!どっちが安くなる?
プラリペアは2000円前後してきますが、ちょっとした補修をするのであればかなり便利となっています。
しかし補修箇所の多いカウルであればプラリペアを使う量を考えれば、傷のないカウルに交換してしまったほうが安くなることもあります。
勉強のために自分で補修するのであれば問題ありませんが、自分で補修するときにはあまりコストを考えないほうが良いです。
コスト意識が強いとちゃんとした補修はできません。
塗装についても同様で意外と奥が深いもので、素人がすればどうしても塗装の跡は残ります。
- 仕上がりを意識するのであれば最初から業者に出す
- 最低限の補修で良いのであれば補修をしない、あるいはある程度の補修で済ませる
というような考え方のほうが良いと思います。
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