バイクのタイヤに釘が刺さっているのに気づくこともあるかと思います。

釘をいきなり抜くという人もいるかもしれませんが、その釘の刺さり方によっては抜くことで空気が抜けてしまって走れなくなることもあります。

釘を抜くときには工具がある状態や、バイクショップや自宅という場所で行うと良いでしょう。

 

バイクのタイヤが釘を踏むのはなぜ?

 

通常道路に落ちている釘というのは横になっていて、釘の先端が天の方向を向いていることは少ないといえます。

そのため釘の上を走るバイクのタイヤが釘の上を通過することで、釘がタイヤに刺さるというのはよく理由がわからないということが多いかもしれません。

これにはある理由があって釘が道路上で立ち、そのときにタイヤがその上を通過することで釘を踏むというようになっています。

 

  • タイヤが寝ている釘の上を通過して釘を転がすことで釘がわずかな時間立った状態になる
  • その間に別のタイヤがその上を通過し、立った状態で釘を踏む

 

釘がタイヤに刺さる流れはこのようになっています。

つまり1つのタイヤが釘を立てて、別のタイヤがそれを踏むという構造です。

パターンとしては

 

  • 1つのバイクの前輪が釘を立て、同じバイクの後輪がそれを踏む
  • 別の車、バイクが釘を立て、違うバイクの前輪がそれを踏む

 

というようなパターンがあります。

確率としては1つめのケースのほうが多いので、バイクの釘の多くは後輪に刺さっていて、パンクも後輪のほうが多いというようにいって良いです。

 

バイクのタイヤに釘が刺さっていても普通に走れる?

 

タイヤに釘が刺さっていてもしばらくは何ともなく走れているという人も多いかもしれません。

ですので今後も釘が刺さっていても問題ないのではないかというように考えてしまう人もいるかもしれません。

たしかにチューブレスタイヤなどでは釘は刺さってもそうすぐに空気が抜けていくわけではないこともありますが、やはり釘によって徐々に空気は抜けていきます。

 

  • 高速走行では事故につながることもある
  • 急に一気に空気が抜けることも否定できない

 

というようにいえるので、常識的に考えてタイヤに刺さった釘は処置をしていくことが必要といえます。

 

チューブレスタイヤの釘の抜き方、修理方法

 

ではチューブレスタイヤの釘を抜く方法を解説していきます。

冒頭でもいいましたが、いきなり外出先で抜くのでなく、最低でも工具のある状態で釘は抜くようにしてください。

 

  • プライヤーなどで釘を抜く
  • リーマーにラバーセメントを塗る
  • 釘を抜いたタイヤの穴にリーマーを入れて穴の大きさを調整する
  • フックにシール剤を通して、タイヤの穴に差し込む
  • シール剤が折れて穴に入っていく
  • フックだけを引き抜き、穴から飛び出したシール剤をカッターなどで切る
  • 最後に減っているかもしれないタイヤの空気圧を調整する

 

このようにしてタイヤの釘は抜いて、その後の処置を行うようにしていきます。

 

チューブレスタイヤの修理をすればタイヤ交換は必要ない?

 

チューブレスタイヤは上のように応急処置ともいえる修理方法があるわけですが、シール剤も完全に釘の穴と合致していないこともあって、長期的には徐々に空気が漏れるということもあります。

かなりうまく修理できていれば話は別ですが、安全ということを考えればまず応急処置をした後にタイヤ交換をチューブレスでも行うほうがまず無難ではあります。

 

  • 釘の刺さった箇所によっては補修が難しいケースもある
  • 刺さったものの形状によって補修が難しいこともある

 

というようなこともあります。

チューブレスタイヤの釘の相談をショップにしてすぐにタイヤ交換となったときにはお金を取りたい悪い店ということでなく、安全面を優先して対応してくれたともいえるでしょう。

 

チューブタイヤに刺さった釘はどうすれば良い?

 

ではチューブタイヤのケースですが、この場合釘はたしかに刺さっているもののパンクまでには至っていないということもあります。

このような状態であればチューブタイヤでは釘は抜いても問題ないことが多いですし、その後も普通に走れることが多いはずです。

ただしその後は

 

  • タイヤの空気圧の点検は定期的に行う
  • バルブが斜めになればチューブのズレがあるのですぐにタイヤ交換をする

 

というように注意していってください。

 

パンクしていないタイヤの釘も抜かないといけない?

 

上のようにタイヤの種類によって釘の影響はどうなのかは若干違うことになります。

しかし安全を考えれば釘を放置していれば良いということにはまずならないといえます。

この点はチューブレスタイヤもチューブタイヤも同じです。

チューブレスタイヤでも応急処置で済ませるのでなく、できれば安全のためにはタイヤ交換をしていくようにしましょう。

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