バイクのいたずらに遭うとキーシリンダーが故障するということはよくあります。
また盗難に遭って運良く戻ってきたときにもキーシリンダーが故障した状態というのはよくあります。
その後も乗っていくときには防犯上もキーシリンダーの修理や交換は必須といえますが、問題となるのはその交換費用です。
キーシリンダーの交換費用の相場
キーシリンダーの交換についてはパーツ代と作業工賃とである程度計算できます。
- キーシリンダー 1万前後
- 工賃 6000円前後
キーシリンダーの代金にはシャッターなども含みますので、部品代としてはそれですべて交換できて今まで通りになると考えて良い費用を挙げています。
ただキーシリンダーでも
- 給油口を開けるなどいろいろな機能がある
- 盗難防止シャッターなど防犯対策がついている
車種のシリンダーほどパーツ代が高くなります。
そのためパーツ代のほうが思っているよりも高くなり、上の費用相場から1万以上も高いといったこともあります。
キーシリンダーを持ち込みすれば費用はもっと安くなる?
部品代の節約ということでオークションなどで中古品を入手し、バイクショップに持ち込みするという人もいますが、受けてくれるショップかどうかは問題です。
実際には
- 持ち込みされたものが取付けできないものだった
- 品質が良くないもので取付け後の作動に保証できない
というようなこともあって断ることもあります。
また利益率が低いということでも断られてしまうところもあるでしょう。
キーシリンダーにキーは刺さるが回らない!交換が必要?
バイクへのいたずら、あるいはいたずらでなくても突然にキーは刺さるものの回らないというようになることもあります。
この場合はシリンダー交換の前に試してほしいことがあります。
- シリンダー内に錆が出て固着してしまっている
- キーが摩耗している
- 鍵穴自体の摩耗
といったような原因で回らなくなることが多いので、この対策をすればまた回るようになることも多いのです。
まずは最も簡単な錆などで回らなくなったときの対策をしていきましょう。
- 鍵穴専門の潤滑剤
- パーツクリーナー
これらを鍵穴に吹き、その後にグリススプレーを吹いておくと回りが良くなることもあります。
このときにCRCを使う人もいるのですが、かえってその後にホコリを吸着させて調子が悪くなることもあるのでまずやめてください。
次にスペアキーなどで回るようであればキーだけが摩耗しているということもあるので、シリンダー交換までは必要ないことがわかります。
キーが回らない!さらに抜けない!どうすれば良い?
車種によってはキーは刺さるものの、回らず、さらに抜くこともできないようになることもあります。
抜くコツを知らないとその後抜けるまで何時間もかかることもあって大変苦労する人もいますが、キーシリンダーの分解までは必要ないケースが多いはずです。
このときのキーが抜けなくなる原因ですが、
- キーシリンダー内のタンブラー(小さなスプリング)の固着
- キー山の固有の症状
- 突発的なゴミの混入
といったものが多く、あまりいたずらでハサミの先が混入しているといったことも多くありません。
手口的にキーを壊すよりも持ち上げていくほうが多いですし、いたずらされれば外観的に何かの違和感があることでわかるからです。
上の3つの原因でも特に多いのがタンブラーの固着です。
このタンブラーの固着ではキーシリンダー専用の潤滑スプレーを吹くことで簡単に抜けるようになることが多いです。
近くにホームセンターなどがあればすぐに入手できますし、今後の鍵回りのトラブルも考えて1つ持っておいても損はないと思います。
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