クーラントは一定期間で交換しなければいけない消耗品の1つとなります。
補充であれば自分でもできる人も多いかと思いますが、全量交換となると時間もかかりますので依頼してしまうということも多いかもしれません。
今回はそのときに気になるクーラント交換の工賃費用の相場について解説をしたいと思います。
バイクのクーラント交換の費用はどの程度?
クーラント交換もエンジンオイルの交換と同程度の費用と考えられがちですが、実はそれよりも相場が高いことが多いです。
またクーラントは車種によって交換のしやすさが変わるのですが、タンクを外さないとクーラントの交換ができない場合には工賃も高くなりがちです。
- タンクを外さなくても良いバイク 2000円前後
- タンクを外さないといけないバイク 3000~4000円前後
ショップによっては5000円以上も工賃だけでかかることもあるので意外と価格が違うかもしれません。
この他にクーラント代自体も別に費用がかかるのも注意が必要です。
安いクーラント交換は作業が違う?
上のようなクーラント交換の工賃と比較して1500円などなぜか安い工賃ということもあります。
クーラント交換には主に2種類あって
- 全量交換
- ラジエター内交換
というように分けることができます。
ラジエター内交換は簡易的といったようにいえて、30%ほどのクーラントを交換するようなイメージです。
最近クーラントの全量交換をしているようなときにはこのラジエター内交換だけで構いません。
費用も1000~1500円と安く、作業時間も20分ほどで終わります。
全量交換であれば2時間ほどかかることもあります。
クーラントの持ち込み時の工賃費用はどうなるのか?
クーラントでも液剤自体を持ち込みして交換してもらうというときには工賃相場が高くなることもあります。
バイク用品店のようなクーラントの購入もして欲しいというような形態のショップではこのようになりやすいですので事前にショップに持ち込み時の費用も確認しておきましょう。
クーラント交換と無料サービス
上の費用を見るとクーラント交換は高いと思われがちですが、クーラント交換を依頼すればついでに合わせて他のパーツの点検や簡単な整備をすることも多いです。
- チェーンの清掃やグリスアップ
- エアクリーナーの清掃
クーラント交換では待ち時間も出るのでショップによってはこのようなメンテナンスも合わせてサービスで行うところも多いかと思います。
クーラント交換は自分でもできる?簡単?
クーラント交換の工賃費用が高いと思えば自分でもできます。
方法としては
- 新しいクーラントを用意する
- 古いクーラント液を抜く
- ドレンを締める
- クーラントをラジエターキャップから入れる
- エンジンをかけて液面が下がるのを待ち、適量を継ぎ足す
- ラジエターキャップを締める
- リザーバータンクにクーラントを適量入れる
といった手順となります。
費用はクーラントの代金だけなので1000円程度で済みます。
まれにクーラント交換で失敗してしまうこともありますが、
- エア噛み
- クーラントの入れすぎ、少なすぎ
- クーラントの希釈をミスする
といったところで、気づくことができれば後で修正できることも多いのでそう神経質にならなくても良いかと思います。
クーラント交換はしなくても良い?
ここを見ている人でクーラント交換をしたことがないなど目安期間よりもずっと長い期間放置したままということもあるかもしれません。
クーラントは2年程度で交換するべきものですが、
- 冷却効果が落ちる
- 防錆効果が落ちる
- 凍結防止効果が落ちる
- 添加剤は水と反応して析出物が出てきてポンプのシールが傷みクーラントの漏れが起きやすくなる
というようなことも起きます。
最悪オーバーヒートなどが起きることもあるので、費用を惜しまないですぐにクーラントの交換は行っていってください。
またクーラントの補充でときどき水道水を足しているときも2年前後でクーラント交換をしたほうが良いでしょう。
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