CDIが故障すると結構な費用となってきます。
そのためCDIの交換でなく修理を考えることもあるわけですが、修理方法にはどのようなものがあるのかについて解説したいと思います。
CDIの交換費用はどの程度?
CDIの交換費用は3~5万程度といって良いかと思います。
中古であればオークションで2万まででも入手できることもありますが、それでも安くはありません。
CDIの故障時の症状というのは
- エンジンが始動しなくなる
- 電気を流すタイミングが狂って一定以上の回転数までにしか達しなくなる
- アイドリングが不安定になる
- 走行中に急にエンジンが止まる
といったものがあります。
特に始動しない、アイドリングの不安定というのはCDI以外にも無数の原因があるといっても良いです。
テスターなどで確実にCDIに原因があるのか特定した上で交換や修理といった対策を検討するようにしていきましょう。
CDIの流用はできる?デメリットがある?
複数のバイクがあったり、また別の車種のCDIだけ入手できる環境にあれば流用して別の車種のCDIを使えるのではないかと考えることもあるかもしれません。
フィットするケースもありますが、CDIの流用にはリスクもあります。
- さらに始動性が悪くなることもある
- YPVSのコントロールユニットが別途必要になることもある
- 吹き上がりが悪くなったり完全に適合しないことも多い
- 配線図なしに流用すると最初はエンジンが動いてもやがて最悪エンジントラブルにつながることもある
CDIの流用は基本的に詳しくなければやめたほうが良いと思います。
同じ車種の排気量の違うタイプのものでも流用することでエンジントラブルになることも確認しています。
流用するのであれば素直に中古でも良いので適合CDIに交換するほうが良いです。
CDIの修理はできる?交換しか方法はないのか?
CDIの故障となったときにコンデンサなど中に含まれるどのパーツが故障したのかまず特定しなければいけません。
その段階ではじめてCDIの修理の可能性が出てきます。
コンデンサが余剰電流などによって故障してしまうということも多いのですが、それ以外にも
- YPVSのサーボモーター
- 単純な内部の断線
といった原因が存在することもあります。
もし断線であればCDIを分解してはんだつけによる対処だけで直る可能性もありますが、YPVSの故障などであれば電気街で代わりのものを見つけるといったことも必要となってきます。
分解と修理が自分でできるのであればやってみる価値もありますが、ショップに分解と修理を依頼しても受けてくれるところは少ないと思います。
多くのショップではCDIの故障については交換をすすめられるかと思います。
それでもCDIの修理をしたい!工賃はどの程度かかる?
CDIの修理をそれでもしたいということもあるかもしれません。
一般的なバイクショップにCDI故障を持っていくとたいていは交換となりますが、修理を専門的にしてくれる業者もあります。
ただその工賃は交換よりも高くなることもあり、5万を超えてくることも珍しくありません。
- CDIの分解
- 故障パーツの特定
- CDIの復元
と作業的に手間がかかるので交換よりも高くなることも多いということです。
私も個人的にはCDIの故障が起きたのであれば修理よりも交換をおすすめしたいと思います。
費用的、労力的にもおすすめできるからです。
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