フロントフォークにはアウターチューブという箇所がありますが、このパーツも乗っていくうちに錆が出てきて汚くなることも出てきます。

根本的にアウターチューブの錆落としをするときにはやや大がかりな作業も必要としますが、簡単な方法もあるので紹介したいと思います。

 

アウターチューブの錆磨きの方法

 

アウターチューブというのは表面にクリア塗装がなされているものが多いのですが、錆はこの塗装の内側に出てくることが多いです。

つまり塗装とともに錆も磨くことで剥がすというようにしなければ綺麗にはなりません。

まず時間があるので丁寧に錆磨きをできる人におすすめな方法を紹介します。

 

  • コンパウンドで磨く
  • アルミクリーナーで磨く

 

というように作業を分割して行います。

コンパウンドで塗装を落とし、その後により細かくクリーナーで磨き錆を落とすという手順になります。

ただそこまで錆落としに時間がかけられないときには

 

  • ワコーズなどの塗装剥離剤で塗装を落とす
  • サンドペーパーで磨く
  • サンドペーパーは番手を次第に大きくしてより細かく磨くようにする

 

というようにします。

錆磨きの費用としてもこの短時間方式のほうが多少安くなるかと思います。

 

アウターチューブの錆磨き作業をより丁寧にする方法

 

アウターチューブは外観的に見えているところだけ磨くということでも良いのですが、実際には見えない裏側でも同じように錆が出ているということが多いです。

そのためより丁寧に錆磨きをするにはフロントフォークを外してアウターチューブの裏側の磨くというようにする必要があります。

 

アウターチューブの錆磨き後の作業について

 

塗装の内側にまで入り込む錆を落とすので、磨き作業では塗装も落ちてしまいます。

そのため復元しようと思えば、

 

  • 錆磨き完了の後、バフがけする
  • その後にクリア塗装する

 

というところまで必要となってきます。

 

アウターチューブの錆がひどいときの磨き方

 

サンドペーパーなどは手作業なのでひどい錆でなければ良いのですが、錆の状態によってはかなり時間がかかるようになってしまうこともあります。

錆があまりにもひどいと1本で5時間以上かかることも珍しくありません。

この場合におすすめなのはディスクグラインダーによる磨きです。

ホームセンターなどでも数千円で販売されているので、1つ入手しておいても損はないかと思います。

このグラインダーを使うとアウターチューブの錆磨きも15分程度で終わることが多いはずです。

 

アウターチューブの錆磨きの工賃はどの程度?

 

フロントフォークの分解や再塗装も必要となるので

 

  • 作業内容が面倒
  • 時間がない
  • 技術的にできない

 

という人も多いかもしれません。

その場合にはショップに出せば良いのですが、工賃としては8000円前後で2本ともきれいにしてくれます。

ちなみにまったく道具も薬剤もなければすべて1から揃えないといけませんが、費用は1万を超えてくることもあります。

手や服が汚れることも考えるとあまり頻繁にしないというのであればはじめからショップに出すことも検討しても良いのではないでしょうか?

 

アウターチューブの防錆にはどのような作業をすれば良いのか?

 

ただ今回のように手間と時間をかけてもまたすぐに錆が出てくるということも少なくありません。

特に洗車やメンテナンスをする頻度の少ない人はそうなりがちですが、フロントフォークの防錆方法としては

 

  • 潤滑スプレーをウエスに浸みこませて洗車後に拭く
  • 薄くで良いのでグリスを塗る
  • 防錆効果のある油脂類を布に浸みこませて拭く

 

などの方法があります。

グリスでも防錆効果がありますが、デメリットはホコリがつきやすくなることです。

そこさえ気にならないのであればグリスでも防錆効果を発揮してくれます。

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