マフラーというのは材質で多少音質が違ってきます。
また工夫することでも音質というのは多少変わるのですが、今回はバイクのマフラーの音質について解説したいと思います。
マフラー材質と音質の違い
まずマフラーの材質による音の高さについて紹介します。
今から並べているのは材質による音が高いものから順に並べています。
- アルミニウム
- スチール
- ステンレス
- カーボン
- チタン
つまりアルミニウムの音が最も高く、チタンが最も低音ということになります。
音が高い材質ほど一般的に素材としては柔らかく、低音のものほど材質が硬くなります。
このように材質の硬さと音質というのは音の反射や反響という点から相関関係があるというわけです。
マフラー材質は耐久性などにも注意しよう
マフラーは傷がつきやすく、消耗品の1つといっても良いです。
しかし劣化しやすいということで反面、耐久性にも注意して選ぶべきといっても良いでしょう。
人気のマフラーの材質といえばチタン、ステンレス、カーボンなどとなるかと思いますが、耐久性という意味では
- チタン、ステンレス
- カーボン
というような順番になってきます。
「バイクのマフラー材質を比較!チタン、カーボン、ステンレス」
詳しくはこのページで解説していますが、ステンレスは耐久性がある反面、重いというデメリットもあります。
ただその音質が好きでつけているライダーは比較的多いといえます。
一般的に高い音質にしたいときにはアルミニウムを選択するのですが、デメリットとしては耐久性はまずまずといって良いもののマフラーの種類が少ないという点にあります。
2スト、4スト材質の違うマフラーの音質がわかりやすいのはどっち?
材質を変えても音質の違いがそう感じられないバイクもあります。
- 2スト 材質の違いによる音質の変化がわかりやすい
- 4スト 材質が違っても音質の違いがわかりにくい
4ストだと材質の違いだけでなく、後述するようなマフラーの長さや太さまで変えていかないと音質の違いは体感できないということもあるでしょう。
マフラーの長さや太さと音質の違い
また材質だけでなくマフラーの長さというのも音質と関係します。
- マフラーが長く太いほど低音が響く
- マフラーが短く細いほど高温になりやすい
同じ材質でもマフラーの形状によっても音が変わるということがいえます。
マフラーの薄さも音質の違いに影響する
長さ、太さとともにマフラーの薄さでも音質に違いが出てきます。
薄いマフラーほど振動数が増すので音質としては高くなります。
マフラーにバッフルをつけると音質はどうなる?
社外マフラーなどで消音効果を狙うときによく使われるのがバッフルです。
バッフルをつけるときにも音質の変化も起きることが多いです。
バッフルをつけることで低音が出にくくなるのですが、低音レベルのカットによって消音効果が出てくるというようになります。
メッキされたマフラーは音質が変わる?
ときどきメッキされたマフラーは音質が変わるというように考えている人もいますが、基本的にメッキするだけで音質はそう変わりません。
正確には若干は変わるのですが、よほど耳の良い人でも近くにいって聞いたとしても音質の違いは理解できない程度だということになります。
機械測定をしてようやく数値化することで音質が違うことがわかる程度だとイメージしてもらえれば十分でしょう。
社外マフラーと騒音規制への注意
マフラーの材質による音質の変化を気にする人は社外マフラーへの変更を考えている人も多いのではないでしょうか?
音質の違いや変化もこだわりたいということもありますが、マフラーでは車検に通るかどうか、また公道で捕まらないかということにも注意していきましょう。
ここ20年ほどずっとマフラーの騒音規制は強化される一方で、社外マフラーでは保安基準に抵触してしまうことも多いかもしれません。
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