社外マフラーなどに交換していると音が少しうるさく、また車検に通らないというようなことも出てくることもあります。
マフラーの消音効果を出すにはいくつかの方法があるのですが、今回はよく使われる方法について解説したいと思います。
マフラーの性能を落としても消音効果を出す方法
マフラーの性能アップの効果を少し落としても良いので消音効果を狙うという方法をまず紹介します。
代表的な方法といえますが、
- バッフルをつける
- パンチングパイプ径を細くしてしまう
というような方法があります。
パンチングパイプ径については加工が必要なのでそれほど器用でない人の場合にはバッフルをつけるほうが向いているかと思います。
バッフルを車検のときにだけつけても良いのか?
バッフルはアマゾン、バイク用品店などで種類もいくつか売っていて費用も1000円前後からあります。
そのため導入をしやすいのですが、問題は使い方となります。
人によっては
- 車検前に慌ててバッフルをつける
- 車検後にバッフルを外す
というようにする人もいますが、結論からいいますとこのような方法も車検では通用しますので問題なく通ります。
ただ排気音は警察に公道で見つかると捕まることもあるので、決しておすすめできるバッフルの使い方ではありません。
ちなみにバッフルの付け方というのは非常に簡単で、しかも見た目も小さく外からバッフルがついているのかどうかもわかるものは少ないです。
金タワシをつめてマフラー消音をしてもエンジンに負担はかからないのか?
ときどき行われる方法として、金タワシをつめるという方法があります。
サイレンサー周りにつめるのですが、サイレンサー内部にもつめるとすぐに飛んでなくなることになります。
やってみれば消音効果は出てくると思います。
- エンジン音が静かになる
- 抵抗を増やすのでエンジンに負担がかかる傾向もある
ということでエンジンにとっては良い方法とはいえません。
マフラー性能を維持して消音効果も出す方法
バッフルなどでなくもっとマフラー性能を維持するような消音方法はないのかといえば、やはり存在します。
一番考えられるのはマフラーのオーバーホールをすることですが、整備能力が必要となるのでスキルのあるショップに依頼しなければいけないこともあります。
グラスウール変更すれば消音効果が出るのではと考える人もいますが、保安基準適合のタイプのマフラーだとかえって排気音が大きくなってしまうこともあります。
またグラスウールは多いほど消音効果は出るのですが、消耗品なので定期的な効果も必要となってきます。
最も簡単にマフラーの消音効果を出す方法
もし社外マフラーに交換していて消音効果を出したいというときには上のようにどの方法をとっても何かの作業をしなければいけません。
場合によっては定期的なメンテナンスをし続けることも必要なケースもありますが、最も簡単に消音効果を出すのであれば純正マフラーに戻すことです。
- 車検や公道で警察に捕まることもなくなる
- 性能についてもメーカー開発の恩恵を受けることもできる
- ただ交換するだけで簡単に消音効果を得られる
一番そのバイクを知っているのがメーカーであり、その開発したマフラーがやはり妥当だろうというのが個人的な意見です。
消音効果の方法がどれもしっくりこないときにはシンプルに純正に戻すというのが案外近道だったりもします。
排気効率を維持して音量を下げる方法はあるのか?
マフラーは排気効率といった性能とも深く関係しています。
社外マフラーというのは
- 軽量化のみ
- 音質のみ
- 見た目のみ
など何か特定の効果をただ追求するといったタイプが多いです。
しかし純正マフラーはこれらをバランス良く開発しているので、結論からいいますと排気効率を維持して音量を下げる基本は純正マフラーにすることです。
社外マフラーはカスタムでできるようなレベルの話ではないと考えます。
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