バイクの二人乗りは特に後部の同乗者として乗るときには強い恐怖感を持つことが多いのではないかと思います。
今回はバイクの二人乗りが怖い理由や原因について紹介していきますが、運転者の人にも知っておいて欲しい内容もいくつかあります。
二人乗りは抱き着かないと怖い?
よくバイクの二人乗りでは同乗者が運転者に抱き着くような感じで乗っていることが多いと思います。
仲が良さそうにも見えるのですが、そうでなくても抱き着くというのはかなり必要性があるからといえます。
運転者との人間関係で抱き着くのは抵抗があるということもあるかと思いますが、その場合には二人乗りをやめておくのも重要です。
カーブなど不意な体重移動も起きるのが二人乗りですので、そのまま落下してしまうことにもつながるからです。
二人乗りと発進、加速時の怖い
同乗者の落下で多いのが発進、加速時といったタイミングです。
同乗者の体が後方に引っ張られるようになるからですが、運転者にしっかりとつかまっていないと落下しやすくなります。
減速時には運転者の方向に体は引っ張られるので問題ないですが、特に発進や加速時には落下に注意しなければいけません。
二人乗りとブレーキのタイミングの違いによる怖い
同乗者の人も道路前方を見ることは多いと思いますが、カーブなど道の形状で無意識に意識はブレーキのタイミングを計っています。
しかし同様の行為を運転者もしているのですが、それぞれのブレーキのタイミングには個性があります。
たとえばこの違いによって同乗者がライダーの運転について
- ブレーキが遅い
- カーブに速度を出しすぎて入っている
- 基本的に速度を出しすぎ
というように感じるようになるとかなり怖い思いをするかもしれません。
もともとバイクは体に風が直接当たりますし、風切り音などでも体感速度は速くなりがちです。
それと二輪なためにカーブで多少車体を傾けないと曲がれませんが、その傾きも怖い原因となることもあります。
同乗者の事故時の対応の一瞬の遅れが怖い
実際に二人乗りで事故をすると同乗者のほうがダメージは大きくなりがちというところもあります。
- 運転者は事故をするタイミングをより早くキャッチできる
- 同乗者は事故の把握が少し遅れることがある
自分で運転していない、視界が運転者よりも悪いということもあるのでこのようになります。
事故時には一瞬の対応の遅れで体へのダメージが大きく変わりますが、この一瞬の事故への反応の遅れも怖いことの1つだと思います。
実は運転者も二人乗りは怖い?
今まで同乗者についての怖いシーンについて紹介してきましたが、運転者も二人乗りでは怖いと感じることもあります。
- 二人乗りによって重量が後ろにかかり、いつもとバランス感覚が違う
- 同乗者にカーブで車体の傾きと逆に体を持っていかれるとカーブしにくい
- 同乗者のつかまり方が良くないと、後ろの様子がわからないので不安
同乗者の体重の分だけいつもとバイクのバランス感覚が違ってきます。
あとは同乗者の体重の分だけいつもよりも制動距離も伸びるので多少は事故のリスクも高くなるといえます。
同乗者のつかまり方ということでさえも運転のしやすさは違ってくるので、どうしても二人乗りをするときには今から紹介する方法で後部座席に乗るようにしていきましょう。
正しいバイクの同乗方法、つかまり方
運転者に負担をかけず、同時にどのような体重移動をしているのかなどを必要な情報を運転者に伝えるための乗り方を紹介しておきます。
- 運転者にはくっつくことが必要ではあるが、体重を預けてもたれるのはダメ
- 運転者のお腹付近で手を組む
- 同乗者の膝で運転者の太ももを挟むようにする
- カーブでは無理に遠心力と逆の方向に体重移動をさせないで荷物になった感じでカーブを通過する
カーブでは力を抜き、遠心力に自然に従うような感じでいると良いです。
一見逆のようにも聞こえますが、カーブでの転倒を避けるには無理に遠心力と逆の方向に体重を移動させないほうが良いでしょう。
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