バイクのギアチェンジをしていく中で1速から2速にしていく途中でよくニュートラルに意図せずに入ってしまうというような傾向のあることもあります。

このようにニュートラルに入りやすいバイクの原因とその直し方について解説をしたいと思います。

 

1速から2速の途中でニュートラルに入ってしまう

 

まず考えられるのは癖がついてしまっているということです。

中古バイクを購入したバイクでは以前の所有者の走り方で癖がついているというようなことも多いと思います。

 

  • エンジンを高回転にする
  • その状態で急発進をする

 

というような運転を繰り返すと今回のようなニュートラルに入ってしまうという癖が出てくることがあります。

 

長期放置バイクのニュートラルに入ってしまう原因

 

次に多いのが長期放置をしていたバイクであるということです。

長期放置によってミッション内に水分(雨や湿気など)が入り、それによってクラッチ盤が固着するということがあります。

この固着によってクラッチが完全に切れないようになり、そのためにニュートラルに入ってしまうというような現象が起きることもあります。

 

クラッチの経年劣化によってニュートラルに入ってしまう

 

これもよくあるといっても良いのですが、クラッチの経年劣化によるものです。

その前に

 

  • クラッチレバーの調整が狂っている
  • クラッチの摩耗が起きている

 

というような他の原因も起きていることもあります。

 

クラッチの熱ダレによってニュートラルに入りやすくなる

 

他にクラッチでは熱ダレという現象によってもニュートラルに入りやすくなるというようなことも起きてしまいます。

症状としては

 

  • 発進してしばらくは特に1速から2速へのギアチェンジに異常はない
  • エンジンが温まってくるとニュートラルに入ってしまうという現象が起きる

 

というようなところも特徴の1つです。

熱ダレというのはクラッチの膨張が根本的な原因で、それによってクラッチが切れなくなる現象が起こるようになります。

オイルを粘度の高いものに交換すれば改善することもありますが、それでも解消しないときにはレリーズ調整をして改善させます。

 

クラッチ操作の癖とニュートラルに入ってしまう

 

クラッチを握り、エンジンの回転が高い状態のまま2速に入れるという癖の人もいます。

ギアチェンジは回転数を合わせて同期させた状態で行うのがまずスムーズに行えます。

このような2速への入れ方もニュートラルに入りやすかったり、異音がしてニュートラルに戻るような感じがすることもあります。

 

シフトペダルの位置とニュートラルに入りやすい

 

癖や故障などでなく比較的新しいバイクでもニュートラルに入ってしまうということもありますが、この場合はシフトペダルの位置の調整をしていくと良いでしょう。

 

ニュートラルに入ってしまう!修理費用は高い?

 

シフトペダルの位置調整などごく簡単な改善方法が合うこともありますが、中古バイクであったり、長い年数乗ったバイクだとすでにバイクに癖がついていてといったことも多いです。

このようなときにはミッションを分解して改善しなければいけませんので、費用は結構かかってしまいます。

事故につながるほどであれば修理も仕方がないのですが、そこまででなければ注意しながら運転していくほうが現実的ではないかと思います。

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