公道を走っていてナンバーの角度でも警察に止められてしまって切符を切られるということもあります。

またナンバーの角度によっては車検にも通らないということもあるのですが、どの程度の角度まで通るのかなどについて解説をしていきます。

 

ナンバープレートの角度と法改正

 

ナンバープレートの角度については2016年4月に新基準の改正がありました。

これによりますと

 

  • ナンバープレートの上下角度は上向き40度から下向き15度
  • 左右向きは0度

 

とされるようになっています。

それまでのナンバープレートの角度については自動車の運行中、番号が判読できるような見やすい角度としか定められていなかったので、曖昧ともいえますが、それを角度の数値化によってより明確にしたのが今回の新基準といえます。

 

ナンバープレートの旧基準は何度まで通ったのか?

 

上のように今までのナンバープレートの角度については自動車の運行中、番号が判読できるような見やすい角度とされていたのですが、車検などの実務ではだいたい上向き45度あたりまでだと車検に通ることが多かったです。

それが40度と数値化されたので、まず厳格化されたといっても良いと思います。

 

ナンバープレートの角度の新基準が適用される時期とは?

 

このナンバープレートの新基準については2021年4月1日に適用され、それまでの5年間は猶予期間とされています。

適用されるバイクについてですが、2021年4月1日以降にはじめて登録、検査、使用の届出があった自動車に適用されるとされています。

つまりそれ以後にバイクの買い替えをしたときにナンバープレートの角度についての新基準が適用されるということになります。

 

ナンバープレートの角度の取り締まりが厳しくなっている?

 

ちょうど2016年と2017年とナンバープレートの角度について公道で警察の注意を受けたという人が周囲に2人出てきました。

以前まではそのようなこともなかったのですが、今回の改正を受けて現場での警察もナンバープレートへの注意を強化しているのかもしれません。

ただ内容を聞いてみると

 

  • 2021年に改正されるナンバープレートの角度についての周知
  • 切符でない書類に氏名や免許証のコピーを取られる

 

というような処置のようで、減点や反則金もなく注意や警告という意味合いが強いようです。

 

車検に合格したナンバープレートでも警察に注意を受ける?

 

2人ともナンバープレートを含めて車検には通しているとのことですが、現場で警察に伝えてもナンバープレートが見にくいというような指摘は変わらな方tようです。

そのため2021年以降は車検と警察のナンバープレートの角度は違うこともあると考えていく必要があると思います。

ぎりぎりの40度付近を狙うと公道で捕まることもあるかもしれません。

というのもナンバープレートは振動などで意外と変形することもあるからです。

ナンバープレートの角度は公道上でも簡単に測定できるので、違反していれば捕まりやすいともいえるでしょう。

 

中古バイクではじめての車検がナンバープレート角度が理由で通らない

 

中古バイクを買ったときにはいきなり車検がナンバープレートの角度を理由として通らないということもあります。

また警察に公道で注意されるということもあるかもしれません。

この場合は以前の所有者がカスタムしている可能性はかなり高いので、ナンバープレートの角度を戻すようにしなければいけません。

 

  • ホームセンターで金具、ステーを購入して角度を戻す
  • 角度調整のパーツで角度を戻す

 

というような方法があります。

ただ警察によっては角度調整の器具でナンバープレートの視認性が悪いというように指摘されることもあるので、あまり目立つような器具はおすすめしません。

その存在だけでマークされやすくなるからですが、

 

  • しっかりとナンバープレートを固定できる
  • ナンバープレートの視認性を邪魔しない
  • かつ角度もできれば40度までにする

 

というようなところを守って改善するようにしてください。

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