これからバイクを購入しようというときにカタログを見ていると装備重量と乾燥重量といった項目がそれぞれあるかと思います。

それぞれの重量の違いがよくわからないという人もいるかと思いますので、今回はそれぞれの重量の意味について解説をしたいと思います。

 

バイクの乾燥重量とは?

 

カタログによっては乾燥質量という言葉になっていることもありますが、乾燥重量と意味は同じです。

この乾燥重量というのは

 

  • ガソリン
  • エンジンオイル
  • ブレーキフルード
  • 冷却水

 

などがない状態の重量を指します。

上のものを見れば乾燥重量ではバイクが走らないことがわかりますので、実際には意味のない重量といっても良いでしょう。

 

バイクの装備重量とは?

 

対して装備重量ですが、やはり同じように装備質量というようにいわれることもあります。

また車両重量といった言葉で表現されることもあります。

装備重量というのは上の乾燥重量で除かれるガソリンなどをすべて含めた重量で、だいたい乾燥重量よりも20キロほどは重くなっていることが多いと思います。

ちなみに装備重量ではガソリンが満タンの状態での重量を意味します。

ただし装備重量でも積載工具などはその重量に含みません。

 

バイクの車両総重量とは?

 

またこれらとは別に車両総重量というものもあります。

これはすでに説明しました装備重量にライダーの体重を加えた重量を指します。

このときのライダーの体重は一応55キロで計算するようになっていますが、日本人の標準体型を想定した体重とされています。

ちなみに外車では体重を75キロで計算するのが普通で、輸入車購入を考えているときにはカタログを見るときに体重がどっちで計算されているのかも確認すると良いと思います。

 

車検証の重量はどのように計算する?

 

カタログではないですが重量ということであれば車検証にも重量の記載があるかと思います。

おそらくカタログなどの重量の数値とは違うものになっているはずですが、結論からいいますと車検証の重量数値のほうが実際に近いことが多いはずです。

車検証の重量とは

 

  • 型式認定届け出時の実測半乾燥重量
  • ガソリン以外は基本的に入った状態の重量

 

となっています。

つまりこれにガソリンの重量を加えるとほぼ走行時の重量がわかるわけです。

概算ですが車検証の重量にガソリン分5キロ前後を加えるとほぼ実際に近い重量となってくるといえるでしょう。

<スポンサード リンク>