バイクの免許を取って、納車されたバイクですぐに高速を走るというような人もいるかもしれません。
高速道路はいうまでもなく速度が一般道よりも速いので危険と感じるわけですが、最低限どのような操作法に慣れれば高速道路は安全に初心者でも走れるのかについて解説をしたいと思います。
初心者ほど高速道路のほうが安全?
一般的に速度の出やすい高速道路ではありますが、初心者にとっては走りやすいというところもあります。
- 停車と発進をすることが少ない
- コーナリング操作もさほど必要でない
- 歩行者や交差点もなく注意するべき箇所が実は少ない
- 自転車なども走っていない
一般道では飛び出し、交差点や信号など注意するべき箇所も多いのですが、高速道路ではあまり注意しなくても良いポイントに変わります。
このように見れば速度の問題以外では実は高速道路は初心者に優しいというようにもいえるわけです。
初心者と高速道路での料金の払い方
バイクはもともと財布などをポケットに入れていることが多いわけですが、ETCがないと料金の支払いが車よりも時間がかかるようになります。
- グローブを外す
- 財布を出す
- 料金を出す
- おつりを財布にしまう
- 財布をポケットなどになおす
- グローブをつけ直す
などというような行動が必要となるのですが、バイクでの料金所をスムーズにする方法はいくつかあります。
ポーチを使ったり、クレジットカードを使うというような方法ですが、詳しくは下のページで紹介しています。
車が後ろで待っていても焦らないようにして料金所を抜けるようにしましょう。
「バイクの料金所の6つのコツ!ETC搭載なしでスムーズに通過する」
初心者は高速道路でどの程度の速度を出せば良いのか?
高速道路では法定速度は100キロで、その他に標識の上がっている高速などでは制限速度以内で走るというのを基準にして走るのは基本です。
ただ高速道路では車の追い抜きを受けると風圧も結構くるので、恐怖感をなくすには実は車の流れにしっかりと乗るということが大事だったりもします。
制限速度のない高速で80キロでずっと走れば車の追い抜きを何度も受けるので、怖いと感じやすくなります。
100キロで走るような流れではむしろ100キロで走るほうが良かったりもするということです。
遅すぎても速すぎてもバイクは危ないので、周囲の環境に合わせて速度調整をしていくようにしてください。
おすすめはやや流れよりも遅めな車にずっとついていくという走り方です。
これだと追い抜きはかけられませんし、追い抜かれても前の車に侵入するので風圧は受けなくてすむのです。
初心者が高速道路に乗るまでに注意したいこととは?
バイクの納車からの経過時間などによっても高速に乗らないほうが良いこともあります。
列挙していきますと
- 風の強い日は高速に乗らないほうが良い
- 雨の日も当然やめたほうが良い
- 走行距離100キロに満たないときには高速を走らないほうが良い
風の強い日は単純に横風の影響も嫌というのもありますが、トラックなどとの合流時の風圧も強くなることがあるからです。
また走行距離100キロに行くまではタイヤに新品時特有の油分があるので、通常のタイヤよりも滑りやすくなります。
このような状態で高速道路を走るのは無謀といっても良く、特に納車時に自宅まで高速に乗って帰るのはおすすめしません。
高速道路と初心者が注意したい道の状況
他に一般的に注意することの少ない高速道路ではありますが、危険な高速道路というのもあります。
- 落下物への乗上げには特に注意する
- そのためにも車間距離はしっかりと取る
- 都市部の高速は車線が急に1車線になったり無理な作りのところもあるので注意する
- また都市部では急カーブのある高速もあるので警告のあるカーブは速度をしっかりと下げて入る
- インターチェンジの入る、出るときの速度の出しすぎも特に注意
落下物の乗上げはちょっとしたものでも転倒し、事故になることもありますので特に注意して欲しいと思います。
高速では特に定期的に多めに休憩するべきといえますが、ずっと高速を走ると速度感覚が麻痺するということもあります。
結果としてインターチェンジの入口などで速度の出しすぎで曲がり切れずに死亡事故が起きるということもよくあります。
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