アメリカンなどであれば革ジャンというイメージが強いのですが、革ジャンでバイクに乗ったときの防寒性はどの程度でしょうか?
昔は革ジャンといえば温かいというイメージが強いですが、最近はより服も防寒性を含めた機能の高いものが発売されてきています。
今回は真冬に革ジャンでバイクに乗ったときの寒さについて紹介したいと思います。
革ジャンの特徴と防寒性
革ジャンといえばその特徴として
- 防風性は高め
- 耐久性が高い
- 体や皮膚になじみやすい
- 転倒時の体の保護能力が高い
というようなものがありますが、冬に最も重要な防寒性というのはやや乏しいです。
革の冬の最も嫌なところは風などで冷たくなるということですが、これが体温を奪っていくような形になります。
そのため結論からいいますと革ジャンは真冬だと寒いといって良いです。
革ジャンの革が変われば防寒性が出てくる?
革ジャンといっても種類がいくつかあります。
馬革、ラム、牛などですが、着てみるとわかりますが防寒性はどれも大差ありません。
また風によって冷たくなり体温を奪う程度も大差ないといって良いでしょう。
革ジャンとマフラーの危険性
革ジャンと併用しがちなものとしてはマフラーなどがあります。
しかしマフラーはバイクでは時に危険なことも起きます。
- 風圧でマフラーが首に巻き付く
- マフラーがバイクの外の何かに巻き付き転倒する
などですが、マフラーはバイク走行中にはあまりおすすめしません。
どうしてもというときには首にしっかりとほどけないように巻き付けて、長さが余らないようにするべきだといえます。
革ジャンで寒さを感じないインナー
ハーレーなど車種によっては革ジャンに強いこだわりがあるということもあります。
この場合には真冬でも革ジャンを着られるようなインナーにすると良いでしょう。
革ジャン自体には防寒性はないので、中のインナーで防寒性を補完するというようにしていきます。
おすすめは
- 電熱インナーを着る
- 風よけのためにシールドも大き目にする
というようにしていきます。
革ジャンと裏地での寒さの違い
革ジャンは裏地によって寒さの感じ方も変わります。
より暖かい革ジャンにするのであれば裏地には
- ボア
- キルティング(中綿)
の入ったもののほうが良いです。
革ジャンの素材とタイプで防寒性を高める方法
上で革の材質で防寒性はそう変わりがないと記載しましたが、1つだけ防寒性のやや高いものがあります。
それは羊革です。
ただこれだけだと防寒性は真冬では十分でないので、フライトジャケットにするとかなり暖かいといえます。
フライトジャケットにすれば中のインナーに神経質にならなくても真冬でもある程度防寒対策はできています。
革ジャンとグローブでの防寒性
革ジャンといえばどうしても上半身に目がいきますが、防寒という意味では手もかなり重要です。
- 防寒性の高いグローブはゴアテックス、ネオプレン製がおすすめ
- ハンドルカバーをつける(ナックルガードよりも防寒性が高い)
- グリップヒーターをつける
ここまでやると防寒対策よりもむしろ保温効果さえも出てくるはずです。
手が暖かくなると革ジャンでも多少寒さがましになります。
革ジャンの購入を迷っている人へおすすめな服装とは?
このページを見ている人でも革ジャンは暖かいかもと購入を迷っている人も多いかもしれません。
ただ
- 革ジャンは一般的には秋春に着る人が多い
- 特に30代後半になるとより寒さを感じるようになるので真冬はより防寒性のある服装にする人が多い
というような事情もあります。
真冬の防寒性を考えれば革ジャンよりも
- 上は防寒ジャケット、ウィンタージャケット
- 下はオーバーパンツ、ウィンターパンツ
- 顔にはフェイスウォーマー
などがおすすめです。
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