バイクのハンドル交換をしたいというときも出てくることもありますが、いくつか悩むポイントがあります。
ハンドル交換の方法、車検に通るのかどうか、業者にハンドル交換を依頼するときには工賃相場がどの程度かということですが、今回はハンドル交換でよく悩むポイントについてまとめて解説をしていきます。
バイクのハンドル交換の方法、手順
バイクのハンドル交換というと何か難しそうに聞こえますが、手順としてはそう複雑でもありません。
また落ち着けば初心者でも重大なミスをするような作業でもありません。
- グリップを抜く
- 左右のスイッチ類、レバーを緩める
- ハンドル本体のボルトを抜く
- ハンドルパーツを抜く
- 新しいハンドルをボルトで締める
- ハンドルパーツをつけて、グリップもつける
ハンドルを外す作業を覚えていれば、新しいハンドルをつけるのはその逆の作業をすれば良いだけです。
初心者でも3時間ほどでハンドル交換はできるはずです。
ハンドル交換とグリップの抜き方
ハンドル交換で最初最もてこずるのはグリップを抜くことではないかと思います。
なかなか抜けないというのは実際の感覚ではないかと思いますが、
- マイナスドライバーで間隔を空けてそこにCRCを吹くと抜けやすい
- コンプレッサーやエアガンを用意しておくと抜けやすい
とどちらかのパーツを用意しておくと簡単に抜けるはずです。
CRCを使うとあとでパーツクリーナーで流すことは必要となるので頭に入れておいてください。
ハンドル交換の工賃目安はどの程度?
あまりバイクをいじる時間がかけられないというときにはショップに依頼すれば上のようなハンドル交換の作業を丸ごと代行してもらえるはずです。
工賃は2万前後となってくるかと思いますが、あとはここにハンドル代がかかってきます。
ハンドル交換と車検の保安基準
バイクのハンドルというのは指定外部品となっていて、構造変更の届出などは必要ありません。
またハンドル交換で問題となってくるのはハンドルの幅、高さです。
- 車幅にプラスマイナス2センチ
- 車高にプラスマイナス4センチ
この基準以内に新しいハンドルが収まるようなものとしなければいけないということです。
ただ後述もしますがハンドル交換と車幅や車高というのはアバウトなこともあるので多少であれば超えていても車検に通ることもあります。
そのため車幅、車高がオーバーしていてもまずそのまま車検に通すようにしてみるというのも1つの考え方です。
仮にそのままで車検に通らなかったというときに今から説明するような方法で車検に再度通すようにしてみるというようにしていくと問題はないはずです。
ハンドル交換と幅が超えていたときと車検の通し方
ハンドルというのは最も突起した箇所で保安基準との適合を計ります。
つまりハンドルのエンド箇所、クラッチなど何でも良いので最も先端になる箇所が基準内に収まれば良いのです。
そのため幅が足りないというときにはエンドのウエイトを変えるということでも車検に通ることも出てくるわけです。
逆にレバーが出ているようなときにはマスターを内側に移動させるなどで対処できます。
それでも基準内に収まらないときには構造変更申請をすれば良いのですが、この手続きが意外と面倒になります。
そのためユーザー車検をあえて検討していくというように考えます。
ハンドル交換とユーザー車検での検査官の考え方
上のように車幅、車高が基準を超えるようになればショップに出すと車検に通らないということになることもあります。
しかし純正ハンドルに戻すのも大変ということもあるかと思いますが、ショップのようなプロによる車検とユーザー車検といった自分で出すのとは検査官の反応がやや違ってくることもあります。
これはハンドル交換だけでなく他の保安基準についてもいえることも多いのですが、やや車幅や車高が基準外になっていてもプロでなくユーザー車検にしていれば注意で済み車検には通してくれることもあるのです。
プロに比べて経験が少ないので大目に見てくれるといったところかもしれません。
車検というのは車検場や検査官によっても細かい見方が違うのですが、このような点からもまず車検に通そうとしてみるということもときには重要というようにいえます。
この後どうにも通らないときには
- ハンドルを純正に戻す
- 構造変更をする
ということを検討していくと良いでしょう。
ハンドル交換と構造変更での費用や検査時間
構造変更というのは車検の有効期間を捨てるようなところもあります。
つまり車検の有効期間が残っていても構造変更の検査を受けた日から2年というようになります。
また構造変更でも車検費用はほぼ変わりませんし、自賠責などの保険代も変わりません。
変わるのは車検の検査時間がやや変わる程度です。
通常よりも30分ほど長くなるというような感じになることが多いです。
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