バイクに雨の日に乗ると股の箇所が中の服まで濡れるということもあります。

カッパを着ていても中が濡れるので不快さとともに疑問に感じることもあるのですが、今回は股が濡れる原因について解説をしたいと思います。

 

雨の日のバイクの股の濡れとカッパの品質

 

カッパというのは値段もかなり違うのですが、品質がよくわからないまま購入している人も多いのではないでしょうか?

カッパにはいくつか特徴があって

 

  • 防水性
  • 撥水性
  • 通気性

 

と主にこの3つが重要です。

今回カッパを着ていても股の箇所だけなぜか中まで濡れるということですが、このどれかに欠けたものがあって濡れるというようになっています。

 

バイクのシートには雨がたまるので濡れるのは仕方がない?

 

シートの形状にもよりますがバイクのシートには雨によって水がたまりやすくなっているということも多いかもしれません。

そのためそのたまった水によって股の箇所がカッパの内部まで濡れるのも仕方がないという人も多いかもしれませんが、そうではありません。

カッパの品質とカッパの手入れをしっかりとしておくとそう股の箇所も濡れるものでもありません。

 

カッパの股に縫い目がないものをバイクでは使おう

 

まれにバイク用のカッパとして通常のカッパを使っている人もいます。

しかし今回のように股が濡れるというときにはバイク用のカッパのほうがまず良いです。

バイク用のカッパはいくつか通常のものと違うのですが、その1つが股の箇所の縫い目の有無です。

バイク用のものは股が濡れることも想定しているので股の箇所などの縫い目をなくしています。

ひょっとすればこのページを見ている人の中でバイク用でないカッパを使っているという人もいるのではないでしょうか?

 

風圧とバイクでの股の濡れ

 

バイクは速度が出ますので、顔やヘルメットに当たる雨も歩いているのとまた圧力が違うと思います。

カッパでもこれは同じで、風圧の強い雨が当たるので通常のカッパでは中の服まで水が浸透してしまうようになります。

バイク用のカッパというのはこのバイクの速度による風圧も考えて設計していますので、やはり品質の良いものは特に中まで雨が浸透しにくくなっているといえます。

 

カッパが古くなるとコーティングがはがれて股が濡れる?

 

カッパの特徴の1つに防水性がありますが、この防水性は防水や撥水コーティングによって行っています。

しかし特にズボンはシートなどと接触して摩擦によってこのコーティングがはがれやすいです。

安いカッパのコーティングはすぐにはがれるのですが、品質の良いものでもカッパというのはある程度消耗品というように考えていきましょう。

ちなみに品質のしっかりとしたカッパは8000円前後以上からというものが多いのですが、それでも2年ほどで防水性が落ちてくるようになります。

そのためしっかりとしたカッパでも2年ほどで買い替えをしていくと良いでしょう。

 

バイクのシートに雨がたまる原因とは?

 

そもそもシートに雨がたまりやすい理由とはどこにあるでしょうか?

雨なので当然上からだろうとイメージする人は多いのですが、進む時間のほうが通常は長いので雨は前からやってきます。

それがシートにたまるようになっているのですが、ウインドを大きくするというのが股の雨対策にはかなり効果があります。

ウインドといえば風よけのイメージが強いのですが、実は雨よけにもなります。

 

カッパの正しいメンテナンス方法とは?

 

品質の良いカッパを買ってもその防水性は永遠ではありません。

しかしカッパの防水性というのは手入れすることなどで長持ちさせることもできます。

 

  • なるべく雨の日にバイクに乗らない
  • 股など気になる箇所に防水スプレーを吹いておく
  • あて布をする
  • それでも股が濡れるときにはズボンの替えを用意して走る

 

雨の日に乗る頻度が少ないと品質の良いカッパであれば寿命は2年よりももっと長持ちします。

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