よく車ではホイールバランスをタイヤ交換時などに測定し、調整するのですがバイクではホイールバランスの調整はどの程度必要性があるでしょうか?
おそらくまったく調整をしていないというバイクも多いと思いますが、バイクの場合には走り方や排気量などで必要かどうかを判断します。
ホイールバランス調整の必要性があるバイクとは?
バイクのホイールバランス調整が必要という条件ですが、
- 高速道路をよく走るバイク
- 大型バイク
この2つといえます。
高速道路では速度が出るので、速度が増すことで車体のブレも出てくるようになります。
また大型バイクも重量があるのでやはり車体のブレが出やすいとなります。
高速道路ということで250ccあたりまでであればそう高速に乗らないことも多いかもしれません。
さらに250ccであれば2つめの大型バイクというほどの重量もないため、250ccあたりまでであればまずホイールバランスの調整までは必要ないといえます。
ホイールバランス調整と速度
ホイールバランス調整が仮に取れていないバイクで走っていて、主にブレを感じる速度といえば100キロほどからといえます。
ただ100キロでも多少揺れているかな?という感じではないかと思いますが、明確にブレを感じるのは120キロほどからといえます。
つまり逆にいえば120キロまで速度を出さないときにもホイールバランス調整は必要ないというようにいえます。
ホイールバランス調整でなくタイヤ交換で注意するポイント
上のようにあまりバイクでもホイールバランス調整をしなければいけないという車種もないといっても良いのですが、すべての車種でタイヤ交換などで注意して欲しいこともあります。
- タイヤの黄色のマークの位置を確認する
- そのマークとバルブマークの位置を合わせる
タイヤの重量のバランスをこの作業によって取ることができるようになります。
ホイールバランス調整とまでいきませんが、重要なタイヤ交換での作業となるのでこの確認だけはしておきましょう。
ホイールバランス調整と車体のブレの種類
バイクのブレについては縦と横の2つに分けることができます。
ただどちらのブレなのかによってその原因も違うといえます。
- 縦ブレ ホイールバランスの不足
- 横ブレ ホイールベアリング、ステムベアリングなどが原因
ということで今回のホイールバランスからは縦ブレが生まれることがあるということです。
ホイールバランス調整ができているかを確認する方法
ホイールバランス調整ができているかどうかの確認方法ですが、やや危険ですので慎重に行わないといけません。
- 速度を100キロまで出す
- ハンドルを持つ手は軽く添えるような感じで力をいつもよりも抜く
- 速度を減速させていく
- 車体にブレが出るかどうかを確認する
このように行います。
低速でも車体にブレが出てくる!その原因とは?
ここを見ている人で高速でなく低速でも車体にブレが出てくるというようなこともあるかと思います。
上のようにホイールバランスによるブレというのは主に高速時に出るものですので、低速でブレが出るときには別の原因があるといって良いです。
特にタイヤの偏摩耗などの形状異常なども考えられます。
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