バイクで走っていると高速になるほど風切り音が大きくなってきます。
一定時間のようになるとその音で疲労感さえも感じるようにもなりますが、風切り音対策にはどのようなものがあるのかについて解説をしていきます。
ヘルメットを変えると風切り音対策になる?
まずヘルメットが良くないのではないかというように考える人もいるかと思います。
基本的にヘルメットは高いものになるほど風切り音はやや小さくなりますが、根本的な対策とまではならないかもしれません。
ただヘルメットでも風切り音対策まで考えているメーカーもあってシューベルト製(ドイツ)のヘルメットは風切り音にはかなり有効的です。
このシューベルト製のヘルメットは騒音が完全にカットされるという感じではなく、
- 騒音の質が変わる
- 耳障りな感じがなくなることで疲労感がかなり緩和される
というような感覚です。
6~7万ほどの価格帯のヘルメットが多いのですが、風切り音にお金をかけられる余裕があれば導入してみてほしいと思います。
国産メーカーのものよりも高いですが、個人的には価格の価値はあるといっても良いのではないかと思います。
ジェットヘルメットの風切り音は特に大きくなりがち?
ジェットヘルメットは特に風切り音が大きくなりがちです。
開いている箇所もあるので密閉率が悪くなり、そのために風切り音も大きくなるというわけです。
高速道路によく乗るというようなバイクではフルフェイスのほうが風切り音は小さくなるでしょう。
ジェットヘルメットでは何かしたとしても風切り音を根本的に対処する方法はないといっても良いと思います。
ホームセンターのヘルメットは風切り音が特に大きい?
お金がないのでホームセンターのヘルメットを使っているという人もいるかもしれません。
風切り音対策としては密閉率の問題でかなり不利ですし、また衝撃緩和能力にも疑問がつきます。
アライなど国産の有名メーカーのヘルメットのほうが風切り音対策としては良いと思います。
ただヘルメットは値段がホームセンターのものの5倍になったとしても騒音は5分の1になるというほどでもありません。
国産の有名メーカーのヘルメットでも風切り音は相当大きなものになるといえます。
風切り音が大きくなりがちなヘルメットとは?
風切り音については大きくなりやすいヘルメットの条件というものはあります。
- 安いヘルメット
- ジェットヘルメットなど密閉率の低いもの
- ダクトの多いもの
ダクトは空気の流入、出口となるのでヘルメット内に風が通る原因ともなります。
夏はないとかなり暑いのですが、風切り音対策としては難しいところです。
風切り音対策とスクリーン
高速時にもスクリーン内に入ると風切り音が小さくなるという経験のある人も多いのではないでしょうか?
ただ危ないのでいつもそのような姿勢をとるわけにもいきませんが、スクリーンを大きくするということで風切り音対策ともなります。
これも工賃やパーツ代がかかってしまいますが、費用に余裕があって、今回紹介しているような方法を試しても改善しないときに検討してほしいと思います。
あとはスクリーンにエクスクリーンをつけても風切り音はかなり緩和されます。
もっと安く風切り音対策をしたい
費用的により手軽に風切り音対策をするのであればイヤーウィスパー(耳栓)がおすすめです。
F1でも耳栓はよく使用されているのですが、騒音が緩和されるのでかなり疲労感がなくなります。
ただ他の車のクラクション、緊急車両のサイレンなど必要な音も聞こえにくくなってしまう欠点もあります。
おすすめなのは
- 一般道では耳栓をしない
- 高速道路に入るときは直前で耳栓をつけて高速に入る
というようにすれば良いと思います。
高速道路では意外と他の車両の音などは安全性に関係ないのでスルーしても良いわけです。
特に騒音の大きくなる高速道路だけ耳栓をつけるとかなり快適になるかと思います。
フルフェイスの風切り音を一瞬で小さくする方法
フルフェイスで風切り音が気になるときに、耳元の空間をなくすように押さえてみれば風切り音が小さくなるという人もいるかもしれません。
このときには風がヘルメット内に入っていることで風切り音が聞こえているわけですが、その多くの原因はフルフェイスでは首元からの風の流入となります。
ヘルメットメーカーではこのために首元のパーツ(チンカーテン)も販売しているところもありますが、もっと簡単に風切り音対策をするのであればマフラーなどを首に巻くことです。
これによってヘルメット内の風の流入が少なくなり風切り音も小さくなります。
要するに首元を服装で工夫してカットするようにすれば良いということになります。
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