バイクではステアリングと呼ばれる箇所がありますが、このステアリング調整を行うことでハンドル操作の体感が変わってきます。
通常はそこまで調整することが必要となることもありませんが、調整の仕方と調整するべきケースについて解説をします。
ステアリング調整はどのようなときにするべき?
ステアリング調整をよくするのは下のようなパターンに該当するときです。
- 発進時にハンドルが軽くてまっすぐ進めないこともあるとき
- コーナリングでハンドルが安定しないとき
- 転倒などをしてハンドルがゆがんだとき
- 加速、減速時にハンドルがガタつくとき
- 車の横のすり抜け時に不安定になるとき
通常ステアリング調整などはしなくても良いのですが、レアケースで上のようなパターンに該当してしまうときにだけ調整を考えても良いと思います。
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ステアリング調整の方法
ステアリング調整というのは難しそうですが実は簡単に行えます。
ステアリング調整ではステアリングのナットを締める、緩めるという作業だけで良いのですが、初心者にとってはステアリングナットを調整できるようになるまでパーツの取り外しでややつまずくこともあるということではないでしょうか?
ステアリングナットはハンドルとフレームとの付け根にあります。
- ステアリングナットをスパナで回して外す
- フロントフォークを締めているネジを緩める
- ステアリングナットが外れるので、上からロックナット、ロックワッシャー、フッティングナットの順番になっている
- ステアリング調整では3つめのフッティングナットの締め、緩めで行う
フッティングナットは時計回りに締めるとハンドルが固くなる設計になっています。
あまりきつく締めればハンドル操作も非常に固くなるので、ある程度にしておいて様子を見るほうが良いと思います。
ベアリングも入っているのでなくさないように作業を進めていくようにしましょう。
ステアリング調整の工賃はどの程度?
ステアリング調整をするのが面倒、自信がないという人もいるかもしれませんが、その場合には購入したバイクショップなどに持っていくと良いでしょう。
上のステアリング調整の手順を見ればわかりますように30分ほどで終わることの多い作業なので工賃もそこまで高くならないことが多いはずです。
一般的には2000円前後というショップが多いのではないかと思います。
ステアリング調整で直らないハンドルもある?
ただしステアリング調整でもハンドル操作が正常にならないこともあります。
ハンドルの不安定になる原因が別にあるようなときですが、
- 走行距離も少なくステアリングが狂っていないとき
- ステアリング以外の別の足回りにガタが出ているとき
- 走り方に問題があるとき
このようにステアリングの狂いでないのにステアリング調整をしてしまうと変な癖が出ることもあります。
ステアリング調整をしないようにする方法
ステアリングが狂ってきたりするのは走り方や管理方法にも関係してきます。
- 雨の日によく走る
- 駐車場所に屋根がなく、シートもかけていない
ステアリングでよくあるのは雨などの水による狂いです。
バイクは他にも紫外線の影響も受けるので、駐車場は屋根があるのがベストで、なければシートをかけるようにしなければいけません。
しかしシートも雨の日も晴れの日もかけっぱなしで良いということでなく雨がやむとシートをこまめに外さないとシート内の湿気で錆が出てきます。
バイクの保管方法についてはこのページに詳しく解説していますので参考にして欲しいと思います。
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