カーボンマフラーを検討している人もいるかと思いますが、この他にもマフラーの材質にはいくつかあります。
今回はマフラー交換を考えている人にとってのそれぞれの材質のメリットとデメリットとを列挙して紹介したいと思います。
カーボンマフラーを含めたマフラー素材によるメリットとデメリット
ではそれぞれのマフラーの材質によってどのような違いがあるのかについて列挙していきます。
カーボンマフラー
- 重さでは一番軽い
- エンジンを止めてすぐでも比較的マフラーを手で触れる程度の温度になっている
- 乾いた金属音が表現されにくい
- 紫外線による劣化が早い
- 転倒したときには穴が空きやすい
チタンマフラー
- 熱に強い
- 強度が優れていて変形しにくい
- カーボンよりも重いが、ステンレスよりは軽い
- 焼け色に味が出てくる
- 転倒などで割れることがある
- 材質のコストが高い
- エンジンを止めてしばらくしないとやけどするくらいに熱くなる(ステンレスもほぼ同様)
- 金属磨き剤を使うと焼け色が落ちる
ステンレスマフラー
- 熱に強い
- 錆にも強い
- 焼け色に味が出てくる
- 傷がつきやすい
- 金属音が最も表現されやすく、音にこだわる人には最適
- 3つの中では最も重い
- 金属磨き剤を使うと焼け色が落ちる
マフラー材質と排気音の音質
材質によって排気音の違いもあります。
音なのでなかなか表現は難しいのですが、
カーボンマフラー
- 音が低い
- 重い
チタンマフラー
- 音が高い
- 軽い
ステンレスマフラー
- 音が高い
- 重い
ライダーで人気のある音質といえばやはりステンレス、あるいはチタンといったところではないでしょうか?
マフラーの材質と音質の違いの体感
バイクでも4ストロークと2ストロークとがありますが、結論からいいますと4ストロークのバイクではマフラー材質の音質の違いはあまり感じないといえます。
ただし2ストロークでは音の違いは結構差が出てくると思います。
カーボンマフラーの作りと耐久性
カーボンマフラーもメーカーや値段によって作りがかなり違います。
カーボンといってもアルミニウムのサイレンサーの上から薄いカーボンのシートを巻いただけというものもあり、耐久性が良くないものもあります。
またもともとカーボンというのは熱耐性が低く、バイクの熱によって劣化してくるようになります。
国内メーカーの高価なカーボンマフラーでも劣化はしてきますし、特に屋外駐車をするバイクではまず向いていません。
マフラーの材質であればチタン、ステンレスあたりのほうが良いかもしれません。
アルミニウム、鉄のマフラーはダメ?
上で紹介しましたマフラー材質以外にもアルミニウム、鉄というような材質もあります。
それぞれ特徴、デメリットもありますが、
アルミニウムマフラー
- 純正以外でほとんど発売されていない
鉄のマフラー
- 音は魅力的なもののかなり錆びやすい
ということで基本的に紹介するほどでもないので省いています。
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