車でもそうですがバイクでも飛び石による被害を受けることがあります。
主にライダー自身に当たる、車体に当たり損傷するというようになりますが、損害賠償も含めてバイクと飛び石とについて解説をしていきます。
バイクと高速道路での飛び石での被害
高速道路で前の車両からの飛び石が当たるというのが最も大きな衝撃といって良いと思います。
私も何度か飛び石に当たったこともありますし、知人でも飛び石に当たった人もいますが高速道路での飛び石となると下のような感覚です。
- バイクのフロントに飛び石が当たれば割れることが多い
- 体に当たればかなりの衝撃を感じる
私の場合には肩に当たりましたが、衝撃的にはかなりのものでした。
一瞬体自体が揺れるような(後ろに持って行かれるような)衝撃でした。
装備をしっかりとしていたのであざだけで済みましたが、装備が適当だと骨折する可能性もあります。
バイクへの飛び石での被害
何年もバイクに乗っていると小さな飛び石の被害というものは蓄積していくものです。
高速道路を走らなくても飛び石は当たるものですが、
- 塗装がはげる
- シールドが白くなる
- ヘッドライト、フェンダー、カウルに傷が入る
というようになってきます。
致命的なものではないので飛び石による小さな傷は走ってきた証明としてあまり気にしないほうが良いかもしれません。
バイクと頭部への飛び石
バイクに乗るときにはヘルメットをかぶりますが、通常飛び石ではフルフェイスのヘルメットをしていればまず問題ないです。
- ヘルメットが割れるほどの飛び石はかなりまれ
- ヘルメットに傷が入る程度はある
ということでヘルメットが飛び石で割れて、頭部に損傷が加わる可能性はかなり低いと思います。
しっかりとした品質のヘルメットで、フルフェイスであれば高速道路でも問題ないと思います。
バイクへの飛び石で失明することもある?
飛び石が目に当たれば、石の大きさ、車間距離、あなたの出しているスピードによっては失明することもありえると思います。
しかしフルフェイスのヘルメットをしていれば多くは問題ありませんし、失明の心配をしなくても良いでしょう。
またメガネをしていれば目に直接飛び石が当たる確率も低いと思います。
後述しますように仮に失明となっても、飛び石による被害を立証することも難しいのでヘルメットはしっかりとしたものをかぶるようにしておきましょう。
飛び石とともに虫もかなりの衝撃
バイクを運転していると飛び石よりもむしろ虫のほうが怖いと思います。
- カブトムシくらいの大きさであれば飛び石と同程度の衝撃がある
- バッタなどが緑の虫がシールドに当たればシールドが見えないようになる
- ハチが服の中に入れば何度も刺されて最悪
などは多くのライダーの経験していることではないでしょうか?
私も一度高速道路でハチに服の中に入られて、止まることもできずに、止まれる箇所まで何度も刺されて走った経験があります。
その後は、首の箇所がピタッとした服装で極力バイクに乗るようにしています。
バイクでの飛び石の被害を避ける方法
飛び石というのは前の車両が巻き上げるわけですが、特にその衝撃力にとって重要なことはバイクのほうのスピードです。
そのため飛び石の被害をなるべくなくす、あるいは予防するには
- 前の車両との車間間隔を空ける
- スピードも出しすぎない
- バイクに乗るときには長袖など装備を整える
ということが重要となります。
飛び石でバイクが故障したときに法的責任は問えるのか?
飛び石というのは結論からいいますと立証することができにくいので責任を問うて修理費用を出してもらうことは難しいとなります。
本当に前の車両の巻き上げた飛び石で被害を受けたのかの立証をしなければいけないというのが最大のネックとなりますが、
- 確実に前の車両から飛び石が巻き上げられて被害を受けたことがわかる録音記録
- あるいは相手が飛び石による加害行為を認めた同意
などがないといけません。
現場で相手に話をし、連絡先を聞き出し、なおかつ相手も飛び石を認めないといけないというのが多くのパターンとなります。
バイクも逆に後ろの車両から飛び石で被害を受けたというようにいわれてしまうこともありますが、認めない限りは賠償しなくても良いケースが法的には多いといえます。
つまり飛び石の被害というのは多くは被害を受けた側が実費修理していることが多いというようにいえるということです。
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