オイルパンからオイル漏れが起きるというのもオイル交換などで失敗してしまうと起きることではあります。
それほど急激なオイル漏れではないかもしれませんが、放置しておくのも良くないので早めに対処していく必要もあります。
オイルパンからのオイル漏れ!応急処置の方法とは?
オイルパンからのオイル漏れではオイルパンの交換がベストではあります。
しかしとりあえず応急処置としてオイル漏れを止めたいというときに方法がないわけでもありません。
- シールテープを使う
- リークリペアを使う
ただこれらも応急処置ではありますので、長く乗るのであればデメリットもあります。
- シールテープは振動で緩むこともあり、リアタイヤがオイルまみれになり事故につながることもある
- シールテープが緩むとエンジンの故障につながることもある
応急処置でもしっかりとオイル漏れを防ぐというときにはシールテープとリークリペアの両方を行うほうが良いと思います。
ただそれでも応急処置には変わりありませんので、根本的にはオイルパンの交換をおすすめします。
オイルパンからのオイル漏れにオイル漏れ防止剤は効果がある?
簡易的にという意味ではオイル漏れ防止剤というものもあります。
しかし結論からいいますとオイルパンからのオイル漏れには効果がありません。
オイルパンの交換の前に確認するべきこと
ただオイルパンからオイル漏れが起きていてもすべてのケースでオイルパンごとの交換が必要というわけでもありません。
- パッキンだけ交換してオイル漏れが止まるか確認する
- ボルトがなめていればボルトの買い直しでつけ直せばオイル漏れが止まることもある
- トルクレンチがあればレンチで締めてオイル漏れが止まるか確認する
- ヘリサートを入れてオイル漏れが止まるか確認する
ヘリサートは技術的に難しいので初心者の場合にはうまくいかないこともあります。
ちなみにヘリサートというのはネジがなめてしまったときに行う方法です。
メガネレンチでなくトルクレンチで作業をしてしまったときなどにネジ山を壊してしまうこともあるのですが、このようなときの修復に使います。
作業もエンジンの下から行わないといけませんし、ドレン穴に直角に確実に入れないとオイル漏れが止まりません。
そのためここまで試すときには整備士のいるショップに持ち込むほうが良いかもしれません。
長いネジとオイルパンのオイル漏れを止める方法
オイルパンのネジについてはバイク用品店やバイクショップでも入手できますが、どうしても車種によってはサイズの合うものがないということもあります。
しかし長さを無視すればサイズの合うものが見つかるということもあります。
短いのは良くないですが、サイズが合えば長すぎるものでも対処できることもあります。
この場合にはネジを切ってしまうわけですが、長さを揃えれば車種に合わせてオイル漏れを止めることができるようになります。
オイルパンのネジなめと修理工賃
オイルパンのネジがなめたときにはその工賃は車種によってかなり違うというようになります。
簡単にいえばエンジンを下ろさないといけないときには工賃が数万となってくるのですが、エンジンを積んだまま作業ができるときには3000円ほどで済むというような違いとなります。
ちなみにエンジンを下ろすというケースでは5万以上してくることも多いですし、車種によっては10万近くになることも少なくありません。
ショップに頼むとドレンボルトのネジ山を1回り大きくして修正するという作業をし、その後締めるというようになります。
- エンジンの下にオイルパンがあると工賃は高くなる
- 横にオイルパンのある車種であれば工賃は安い
というのが今回のケースでショップに依頼するときの工賃相場を考えるときの判断基準となってきます。
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