バイクのメーターの不具合、故障でメーター自体を交換するということもあります。
この場合メーター交換はそう頻度高くする作業でもないので、いくつか疑問が出てくることも多いかもしれません。
今回はメーター交換についてよく質問されることについてまとめて解説をしたいと思います。
メーター交換をすると距離はリセットされる?
まずメーター交換をすれば距離の数値はどうなるのかということですが、基本的にリセットされてゼロからスタートするというものが多いといえます。
- アナログメーターであれば古いメーターの距離の数値まで回すことができることもある
- しかしデジタルメーターであればその方法も使えない
ということでメーターの種類によっては技術的に古いメーターの距離数値を引き継がせることが難しいことも多いといえます。
ショップにメーター交換を依頼すれば距離はどう扱われる?
デジタルメーターなど昔のように簡単に古いメーターの距離数値を引き継げなくなってきたので、ショップでは現在では以下のような対応が多いかもしれません。
- メーター交換をする
- 古いメーターの距離数値を確認する
- 整備手帳、点検記録簿などにメーター交換の日付けと距離を記載する
車検証などにも総走行距離の記載をするようになったのですが、まったく古いメーターの数値を捨てるというような対応は通常しません。
イモビライザーを搭載したバイクのメーター交換は危険?
また車種によってはイモビライザー搭載のものもありますが、このイモビライザーもメーターの距離数値と連動したものもあります。
この場合には安易にメーター交換をするとバイクが動かなくなることもあるので注意して欲しいと思います。
このあたりの知識がなければバイクショップに持ち込みメーター交換をしたほうが良いと思います。
デジタルメーターの距離数値の移行
一部たとえばハーレーなどの車種ではデジタルメーターでも古いメーターの距離数値を新しいメーターに移行できるものもあります。
これは車載コンピューターが搭載されているためで、メーター交換(基本的に純正メーターへの交換のみ)によってそのデーターを引き継ぐことができるということです。
車ではこのようなデーター移行は当然のようになってきていますので、バイクも将来的にはハーレーのような仕様になってくるといえるでしょう。
メーター交換をしたバイクは下取りで不利?
バイクとメーター交換といえば昔からあるようにメーターの距離数値の改ざんです。
そのため下取りではメーター交換をしていれば若干不利になることも今でもあるかと思います。
特にメーター交換をしていてさらに
- エンジンに異音がある
- フレームの歪みがある
- フロントフォークにひずみ、歪みがある
- その他消耗品の消耗程度が走行距離と矛盾している
というようなときには特に下取り価格に影響しやすいといえます。
ただし
- 総走行距離を客観的に証明できる
- または購入店やメーター交換をした店など事情を把握してもらっているところに下取りを出す
というようにすれば下取り価格にほとんど影響しないこともあります。
ただメーターが故障などをすれば交換するにかありませんし、とりあえず自分が乗るときに不便になることもあるので、交換が必要であれば下取りまで考えないで交換するのも1つの方法です。
自分でメーター交換をすれば下取り価格が不利になりやすい?
メーター交換による距離数値の信用度について自分でメーター交換をすれば証明力が弱くなります。
そのためショップの印鑑などの入った数値の信用度とはまた違うといえます。
自分で技術的にメーター交換をできそうであっても下取り価格への悪い影響をなくしたいときにはショップに出すというのがより確実な方法といえます。
バイクのメーター交換の工賃はどの程度かかる?
では自分では無理なのでショップにメーター交換の依頼をするとどの程度の工賃がかかることが多いのでしょうか?
車種やメーターの種類によっても多少作業時間の違いが出てくるので判断は難しいのですが、
- メーター代
- 工賃は8000~15000円前後
というのが主な相場となってくることが多いと思います。
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